用語集・大群サイクル（２５０〜２８５巻） |
| ■２７０巻・前：サイノスの実験（５３９話） |
| □エピィラ＝ファロ 銀河系の恒星。色は黄色。地球から１２１０３光年。８個の惑星を持ち、３番目が「ハイチャパン」。 □ハイチャパン 銀河系の惑星。恒星”エピィラ＝ファロ”を巡る８個の惑星の３番目。”チャパン”という原始的な種族が住んでいる。豊富なホワルゴニウムの鉱脈が有り、はぐれ自由商人２２万人が採掘している。彼らを監視するため３４３８年に太陽系秘密情報局が自由商人に化けて潜入し基地を建設した。 ３４４２年に突然住民の知性が回復し、さらにホワルゴニウムの埋蔵量が数倍になったかの様に見えたが、全ては大群をこの惑星に引き寄せようというサイノスの罠だった。彼らの作戦はロルヴィク達の介入で阻止された。 □チャパン 惑星ハイチャパンの原住種族。ヒトコブラクダに似ている。ハイという鳴き声。女権社会。女は「シグェン」、男は「グェル」、子供は「ダア＝シグェン」「トゥ＝グェル」。男は身長１．２５メートル、女は２．５６メートル。文明は原始的。彼らの中にサイノスが混じって陰謀を進めていた。 □サイノス発見コマンド 略称「ＣＹＤＣＯ」。ダライモク・ロルヴィクを司令とする特殊コマンドの事。ところでメンバーの一人ノルデンファーは少佐と大尉と二つの地位が有るようで謎である。 □超心理リフレクター 超能力の種類。ダライモク･ロルヴィクの能力の一つ。自分に向けられた超心理エネルギーを反射してそっくり相手に送り返す能力。このためロルヴィクには超能力が通用しない。また反射の瞬間に自由にモデュレーション（変調）出来る。 □段階シュプーラー 超能力の種類。ダライモク･ロルヴィクの能力の一つ。時空シュプールを自由にたどり、物事の発生の瞬間まで自由に見通せる。また、自分の探知した出来事を他の人間にも同時に体験させることが出来る。 □超心理モデュレーション サイノスの超能力の一つ。他の生物の姿を自由に模倣できる。 |
| ■２７０巻・後：サイノスの攻撃（５４０話） |
| □オマーラト 銀河系の恒星。惑星の３番目が「ヘイシュリク」。 □ヘイシュリク 銀河系の惑星。恒星”オマーラト”を巡る惑星の３番目。”ヘイシュリク人”という退化した新アルコン人の子孫が住む。３４４２年に知性捜索コマンドはこの惑星から科学者グループを回収し二百の太陽の星へ連れ帰ったが、その中にサイノスの工作員が混じっていた。 □ヘイシュリク人 この星に不時着した新アルコン人の子孫。３４４２年段階で原始人段階まで退化していた。 □マット・ウィリー（エミリオ・アルベルト・アボイエルの知り合い） ３４４２年に二百の太陽の星で登場したウィリーの一体。テラナーに「かつて地球へ行き、エミリオ・アルベルト・アボイエルという友を得た」と語った。ちなみに、これは１４３巻・前（２８５話）「第三兵器」のエピソードで、このウィリーは２４０５年の銀河サミットに二百の太陽の星代表として参加し、情報局員のアボイエルと共に活躍している。本篇とは全く関係が無いが、シリーズの歴史を感じてちょっと嬉しくなる設定では有る。 □フォルシーＩＩ 銀河系の惑星。本筋とは全く関係が無い。 |
| ■２７１巻・前：パニック・フィールド突破！（５４１話） |
| □インナー･アルファ 大群の恒星。先頭部に位置する。惑星コクーンからの距離は２３１０光年。色は薄黄色。一個の惑星と六千個余りの小惑星を持つ。惑星は「ゲプラＩ」。小惑星は明らかに惑星の残骸で、恒星の周りを網の目の様に取り囲む軌道を描いている。３４４２年、大群偽神の情報を求めたローダンに、ハルノがこの恒星の位置を教えた。 □パニック・フィールド 大群偽神がインナー・アルファ星系に仕掛けたパラ罠。発信機が超心理インパルスを発し、まず侵入者を恐慌状態に陥れて行動を封じた後、続いて”救いの目”という罠に突入するように指示する。 □救いの目 インナー・アルファ星系に仕掛けられた罠。光り輝く球体で、正体は物質転送システムの入り口。星系への侵入者をパニック･フィールドを使って誘導し、小惑星”門番”の地下基地に送り込む。 □門番 大群の小惑星。インナー･アルファ星系を巡る六千の小惑星の一つ。大きさは火星ほどで形はほぼ球形。重力･磁場制御されており、酸素大気を持つ。地下には大群偽神の基地が有り、”救いの目”で転送した宇宙船を確保する。３４４２年に進入してきたアトラン･コマンドにより基地は破壊された。 |
| ■２７１巻・後：ケンタウルスの時間（５４２話） |
| □門衛 大群の小惑星。インナー･アルファ星系を巡る六千の小惑星の一つ。大きさは火星ほどで形は楕円形。アトランは旧人類が使った握斧（スクレーパー）に見立てた。重力制御されており、酸素大気を持つ。昼と夜が２．４３年づつ続くため、住民は遊牧民のように昼の側に移動して住んでいる。大群偽神の基地が有る。昼の側は「時間遅延フィールド」により、時間の流れは通常の１／６０である。おそらく大群偽神に反抗する犯罪者の収容所と思われる。３４４２年にアトラン･コマンドはここで”道化”という種族に遭遇した。 □道化 大群偽神に仕える補助種族。外見はアヒルに似ている。身長３．５メートル。体の色はライトグリーン。細長い腕とずんぐりした短い足がそれぞれ二本ずつ。手の指は四本、足の指は三本で水かきがある。小さな羽根の痕跡が残っている。名前はタクヴォリアンが外見を見て名付けた。「運動遅延装置」を超心理能力でコントロールし、時間の流れを通常の１／６０に変更できる。さらにその１０倍（＝１／６００）にする事も可能。 □ロシアー効果 超能力関係の用語。３５世紀から二百年前の超心理学者”トゥルー・ツィリィ・ロシアー”が発見した。特定の超能力は同種の超能力でその効果が反転するという効果。タクヴォリアンは小惑星”門衛”で時間遅延フィールドに飲み込まれた事により、この効果を体験し、「時間を早くしたり遅くしたりする」能力が「時間を遅くしたり早くしたりする」能力に反転した。 □スカンダー・トルドス アスディス人。並行宇宙の住人。ヒューマノイド種族でネコのような目。本人の言うところでは、「ズノアフリダー」の計算で「並行宇宙でネガティブ進化勢力が優性になる兆候」が現れたため、「ドスメン評議会」の命を受け、情報収集を行っていた、との事。 生きている防護服「ドゥグルク」や、髪飾りの様な「テレポーテーション活性者・ヴォーン」を身に着け、武器「時間シリンダー・ブレーフ」を操る。３４４２年に小惑星「門衛」でタクヴォリアン達との出会いの後、何処かへ行ってしまった。無駄に豪華な設定のゲストキャラ。 □トルポン スカンダー・トルドスの従者。ヒューマノイドに近い姿。赤い顔、卵色（＝黄色？）の手、青い鱗の生えた体。手足は二本ずつ。「生体タイムマシン」で対象を過去や未来に自由に送ったり持ってきたりすることが出来る。一つの街を消し、代わりに火山を運んでくることすら可能。３４４２年に小惑星「門衛」でグッキー達と出会った後、主人のスカンダー・トルドスを探しに去った。もちろんゲストキャラ。 □ブレーフ スカンダー･トルドスの武器。タクヴォリアンは「時間シリンダー」と名付けた。「電子を原子核軌道に沈めるかして時間を遅延させる事により熱を帯びずに収縮させ、物質の密度を上げ、地面に沈み込ませてしまう」という物らしい。「テレポーテーション活性装置」でもある。 |
| ■２７２巻・前：《マルコ・ポーロ》強行出撃！（５４３話） |
| □ラクーン 大群偽神に仕える補助種族。戦闘担当。外見はヘビの頭を持つトカゲ。身長２．１メートル。頭部はヘビに似ていて１２センチの角が突き出している。首は直径１５センチ・長さ８０センチ。胴体には４本の柔軟な腕と二本の頑丈な足。指は６本。超能力「ヒュプノ凝視」を持ち、目を見た生物を自由にコントロールする。名前は彼らの叫び声に由来する。生粋の戦士で降伏しての生より戦っての死を選ぶ。 □消滅ブラスター ラクーンの武器。バリアに命中すると転極させて”消滅放射”を発生させ、人間の体を麻痺させてしまう。 □クリト･イトリィモナ 大群偽神の名前。《マルコ・ポーロ》に侵入したラクーンの主人。２７２巻・後（５４５話）に登場した「クリト・イトリモナ」と同一存在と思われる。 |
| ■２７３巻・前：《ジェヴァリ》の偵察兵（５４４話） |
| □イザントロミル 大群偽神。名前だけが語られ、物語には登場しなかった。 □イザントラモン 大群偽神。惑星”ゲプラＩ”の統治者。イザントラモンはテラナーに目撃された最初の大群偽神である。最後はサンダル・トークに射殺された。 □ゲプラＩ 大群の惑星。恒星”インナー・アルファ”を巡る唯一の惑星。大群偽神”イザントラモン”に統治されている。工業設備と自然が共存している。大群偽神の重要拠点の一つで、黄色い征服者の食料や宇宙船の部品等を生産していた。３４４２年、アトランコマンドはこの星ではじめて大群偽神（イザントラモン）と出会った。名前はローダンが「危険惑星（ゲフエールリツヒヤー・プラネート）」を略して名付けたが、何故ドイツ語の略なのかは不明。 |
| ■２７２巻・後：消えた仮面の男（５４５話） |
| □ハイパー媒体＝インプロージョン檻 大群内で作用する転送フィールド。略称「ＨＩＫフィールド」。《マルコ・ポーロ》艦内に隠れていたラクーンと共に、アラスカ・シェーデレーアを惑星「ゲプラＩＩ」へ運んだ。 □インナー･ベータ 大群の恒星。先頭部に位置する。色は赤。１４の惑星を持ち、５番目が「ゲプラＩＩ」。 □ゲプラＩＩ 大群の惑星。赤色巨星”インナー・ベータ”を巡る１４個の惑星の５番目。大群偽神”クリト・イトリモナ”に統治されている。３４４２年、アラスカ・シェーデレーアは偶然からこの惑星に転送されてしまった。 □クリト･イトリモナ 大群偽神。惑星”ゲプラＩＩ”の支配者。別名「聖なる悪魔」。「ハイパー触媒インプローザー」という超能力を持ち、有機物・無機物の区別無く、精神力だけで非物質化させたり、ダッカル・ゾーンに追放できる。対戦者の命を賭ける「ゲーム」に２１０年前から熱中していた。ゲプラＩＩにやってきたアラスカ・シェーデレーアをゲームの相手にしようとおびき寄せるが、超能力を使おうとした時にアラスカの顔の「カピンの断片」に取りつかれてしまい、戦闘不能になったところを殺された。 ２７２巻・前（５４３話）で《マルコ・ポーロ》に侵入したラクーンの主人「クリト・イトリィモナ」と同一存在と思われる。 □キトマ（＝大群サイクルにおける設定） 正体不明の盲目の少女。以前（カピンサイクル）にアラスカは惑星ジェヴォニアで出会っている。３４４２年にアラスカは惑星ゲプラＩＩで彼女と再会した。ジェヴォニアに有った「柱」も一緒だったが、その柱には影が無かった（＝サイノスのオベリスクと同じ）。キトマはクリト・イトリモナとのゲームに勝利し命は助かったが捕虜になっていた。彼女は柱を本来の位置に戻したこと、大群は昔の機能から外れてしまったこと、を語ってまた姿を消した。 |
| ■２７３巻・後：テラナーとサイノス（５４６話） |
| □フロン 未知生物。３４４２年にタッチャー・ア・ハイヌが宇宙空間に浮かぶ直系１１０メートルのガラス状物体の内部で出会った。大きさは直径６センチ・高さ２センチ程で缶詰を思わせる形。テレパシーで意思を伝える。姿を消せるため、タッチャー以外の人間には見えないし、タッチャー自身にも時々見えなくなる。『リイト』からやって来て、『ナイダの末裔』を待っていた、と語った。結局のところ本筋とは何の関係も無いゲストキャラであった。 □ウルタプラン 銀河系の惑星。アルコン人の子孫２０億人が住む。彼らは一度技術を失った後、再度超光速エンジンを開発する段階まで文明をやり直していた。３４４２年に大群偽神による”二次適応”により壊滅的打撃を受けた。 □アルヴァル修道士 タッチャーの語るところによれば、『太古に原人類と同盟を結んだ種族。火星宗教と深い繋がりが有り、農耕神デア・ティアを祭っていた』との事。 |
| ■２７４巻・前：影なきオベリスク（５４７話） |
| □プントロン＝シン 銀河系の恒星。色は黄色でＧタイプ。８個の惑星を持ち、第３惑星が「オベリスク」。 □オベリスク 銀河系の惑星。恒星”プントロン＝シン”を巡る８個の惑星の３番目。自然豊かで、製作者不明のオブジェ「オベリスク」が約三百万存在する。過去何度もテラが植民しようとしたが、そのたびに不可解な現象が起きて損害を出したため、やがてローダンが植民を禁止した。３４４２年時点で、この星にいた痴呆化したテラナー達は「森の霊」「山の霊」という超自然的存在により二派に分けられ対立させられていた。超自然現象はオベリスクが起こしていたこと、またオベリスクはサイノスと関係がある、事、等が解った。 のちの「２８３巻・後」で、惑星オベリスクは元々は大群に所属しており、百万年前のカルドゥルスの反乱の際多数のサイノスが死亡して（オブジェの）オベリスクになり、その後で大群から放出されて銀河系に所属する事になった事が解った。 |
| ■２７４巻・後：地球へのテスト飛行（５４８話） |
| □ＧｒＩｋｏネット 「重力定数＝知性変更ネット」の事。痴呆化に対抗するために、３４４２年に二百の太陽の星でワリンジャー教授達が開発した。頭にかぶることで重力定数変動の影響を取り除くが、着用者の内四割が拒絶反応を起こし、暴力・欝・無関心などの症状を発生させた。 □ＹＰＨ金属 ＧｒＩｋｏネットに使用される特殊合金。「インケロニウム＝プラチナ＝ホワルゴニウム合金」の事。 □炯眼党 ３４４２年にインド西海岸付近で活動していた反政府組織。免疫者マスコ・バタラに率いられ、インペリウム＝アルファ制圧を企んだが失敗した。 |
| ■２７５巻・前：偽神の霊薬（５４９話） |
| □ルビー 大群内の恒星。色は赤。二個の惑星を持つ。 □アライヴＡ 大群内の恒星。色は赤。六個の惑星を持つ。第三惑星は「アライヴァルＩ」。位置は大群の先頭付近。 □アライヴァルＩ 大群内の惑星。恒星”アライヴＡ”を巡る６個の惑星の３番目。土星のような輪を持つ。大きさ・環境は地球とほぼ同じ。大群偽神の基地の中に”黄色い征服者”の分泌液を搾り取る施設がある。グッキーは、ここで衰弱した大群偽神が分泌液に浸かる事で活力を取り戻す光景を目撃した。これにより、ついにテラナーは大群偽神が黄色い征服者の繁殖を支援する理由を突き止めた。 □黄色い救世主 大群偽神側の”黄色い征服者”の呼び名。 □活性化霊薬 黄色い征服者が活力を取り戻す分泌液のテラナー側の呼び名。 |
| ■２７５巻・後：西暦二〇〇〇年への回帰（５５０話） |
| □デュクス植民地 ロシア言語圏の無政府主義者が開いた殖民星。 □デュクサン人 デュクス植民地の住民。古ロシア風の姓を名乗る。 □メタボ能力者 自由に変身できる超能力者の事。 □ゴーレム・クラス 国名クラス軽巡を完全ロボット艦に改造した船を指す。（例）《ラヴリー・ルシファー》 □コスモ・バイオティカ 病気の治療法の描写で語られた物。病気診断ポジトロニクスのプログラムの一つと思われる。 □アルマベール プレアデス星団の惑星の一つ。オラーナ・セストレ初登場の地。 □曳航遷移 大群が邪魔な星系を別の場所に移す作業を指す。 |
| ■２７６巻・前：偽装作戦発動！（５５１話） |
| □コンタクトＩ 大群内の恒星の一つ。色は赤。第二惑星は「テスター」。 □テスター 大群内の惑星の一つ。赤い小恒星”コンタクトＩ”を巡る惑星の中の第２惑星。ジャングルの中に、大群偽神が未知種族の戦闘力をテストするための仕掛けが多数存在する。アトラン達はこの星で、狂気に陥った多数の大群偽神が隔離されている「錯乱惑星」の存在を知った。 □パラディンＶ 戦闘ロボット「パラディン」の五代目。実物は登場しないが、キントセンターで目撃されたという台詞が有る。 □クレイク・イクレイキモン 大群偽神の一人。惑星テスターの「管轄司令官」。 |
| ■２７６巻・後：戦場は地球（５５２話） |
| □ヨーロッパ大西洋同盟 大群に飲み込まれた地球が、大群偽神に技術レベルをごまかすために見せた架空の国家の一つ。略称「ユーロＡＡ」。”アフロ・アジア帝国”と敵対している設定になっている。 □アフロ・アジア帝国 大群に飲み込まれた地球が、大群偽神に技術レベルをごまかすために見せた架空の国家の一つ。略称「ＡＡＲ」。”ヨーロッパ大西洋同盟”と敵対している設定になっている。 □世界政府テラニア 大群に飲み込まれた地球が、大群偽神に技術レベルをごまかすために見せた架空の国家の一つ。「世界政府議長ペリー・ローダン」に率いられているが、現実的な力は持っていないという設定になっている。 □インターカルティス 大群内の共通語。”黄色い征服者（カルティス）”の言語がベースになっているため、テラナーがこう名付けた。 □コルクト・イザムテレ 大群偽神の一人。大群に飲み込んだ地球を制圧し兵士の徴用惑星にしようとした。ずっとテラナーに騙されている事に気が付かなかった。グッキーたちに捕らえられたが、最後の瞬間、自分の肉体を石に置き換えて自決した。 |
| ■２７７巻・前：テラの剣闘士（５５３話） |
| （新出用語なし） |
| ■２７７巻・後：大宇宙の誘拐者（５５４話） |
| □ローラー人 大群偽神の宇宙船に乗り込んでいた補助種族。正式名称は不明。足の代わりに人工素材補強のローラーで移動する。 |
| ■２７８巻・前：太陽系の盾（５５５話） |
| □アレキサンダー・フレーリヒ ２０世紀の歯科医。３５世紀の科学実験の失敗で１９７１年のドイツから未来に連れて来られてしまった、意味不明キャラ。 □ＰＣ＝ブルー 局部麻酔薬。超能力を持つ人間に投与すると酩酊状態に陥る。タッチャーのトリックでこの薬を打たれたロルヴィクは酔いのせいで恐ろしく親切なキャラになった。 □遷移（ＴＥ）恒星 大群の遷移の際のエネルギーを供給する恒星の事。３７個確認された。 □刺激インパルス・ステーション ＴＥ恒星をコントロールする太陽衛星。 |
| ■２７８巻・後：大巨星（５５６話） |
| □シュミット サイノス。自称「テラの七賢者」。「永遠の兄弟」と呼ばれる高位の存在の兄。３５世紀から百万年前、大群の指導者達「９人のイマジナール」に仕えていたが、「カルドゥルス」の反乱でサイノスが追放された際、地球に逃れ、百万年生き続けながら大群奪回の機会を待ち続けていた。 ３４４３年に突然《マルコ・ポーロ》に出現し、超空間に隠されていた制御惑星「スタトＩＩ」を大群内に復帰させた。その後、かつての主人”９人のイマジナール”を滅ぼしプシオン性ハイパーエネルギーを発生させることで大群偽神を壊滅させた。そして、アラスカに「殲滅スーツ」を渡してから石柱になった。 □中央平衡恒星 大群内の恒星の一つ。直径４光年の巨大恒星で、大群の「パラ物理静力的中心」に存在する。クリスタルバリアに囲まれており、惑星スタトを始め、数千のクリスタル惑星が周回している。 □スタト 大群内の惑星の一つ。「平衡（スタティック）惑星」の略。刺激インパルス・ステーションを制御する、大群の要といえる星。惑星全体が技術設備に多い尽くされている。３４４２年にテラナーによって破壊され、以後大群は遷移が出来なくなった。 |
| ■２７９巻・前：分裂惑星ボーン・ワイルド（５５７話） |
| □ボーン・ワイルド 大群内の惑星の一つ。無名の黄色恒星を巡る三つの星の中の第３惑星。高さ３キロ近くにもなる偽神の像（要塞兼用）が有る。３４４３年１月に、大群の外に出られなくなった黄色い征服者が偽神の制止を振り切って上陸し、分裂繁殖しようとしたが絶滅させられた。 □タボッド ボーン・ワイルドの住民。非ヒューマノイド。身長１．３メートルの、直立歩行するブルドッグの様な生物。神「アンタラナラ」の教えで、出産は悪という考えを強制されている。 □アンタラナラ 大群偽神がタボッドに信仰させていた神。出産は悪と言う教義で、偽神はこの神を使って何か実験をしていたらしいが、明らかにはならなかった。 |
| ■２７９巻・後：ハイパー嵐のなかの地球（５５８話） |
| （新出用語なし） |
| ■２８０巻・前：錯乱の星（５５９話） |
| □ダクノマ 大群内の恒星の一つ。色は赤。惑星「ヤトノカン」が唯一の惑星。 □ヤトノカン 大群内の惑星の一つ。別名「錯乱惑星」。赤色恒星「ダクノマ」を巡る唯一の惑星。”黄色い征服者”のプシオン放射で発狂した１５万以上の大群偽神が隔離されている。衛星軌道を要塞が巡回しており、侵入者および脱出者を攻撃する。 □イザンオムリメル 大群偽神の一人。液体の物理特性を変化させる（蒸発、等）能力を持つ。正気だったが間違ってヤトノカンに追放された。テラナーと戦ったが死亡した。 □イザントハイル 大群偽神の一人。完全に狂っており、出会ったテラナーを”森の王”と呼んで歓待した。 □ヤモン 大群の言語”インターカルティス”で「石の民」を意味する。サイノスの事らしい。 |
| ■２８０巻・後：タムブー神、グッキー（５６０話） |
| □プッカー 大群内の恒星の一つ。色は黄色。１４個の惑星を持ち、第６惑星が「ハーダ・ハーディ」。 □ハーダ・ハーディ 大群内の惑星の一つ。黄色恒星プッカーを巡る１４個の惑星の内の第６惑星。大群偽神の基地があり、黄色い征服者から不老の霊薬を採取していた。黄色い征服者が上陸して分裂繁殖したため壊滅的打撃を受けた。 □イザンアラ 大群偽神の一人。ハーダ・ハーディ基地の責任者だったが、プシオン放射のためおかしくなり、同様に変になったグッキーを”タムブー神”として迎え入れた。 □タムブー神 プシオン放射で精神に変調をきたしたグッキーが名乗った名前。 |
| ■２８１巻・前：虚無への追放（５６１話） |
| □オルビノイク 大群内のゴミ捨て場惑星。大群の言葉で「花の世界」を意味する。地下にある秘密研究所では、黄色い征服者が分裂時に発する”プシオン放射”を無効化する研究が行われていた。 □イカントミロス 大群偽神の一人。オルビノイク研究所の責任者。「点火能力」を持ち、何もないところに爆発を起こすことが出来る。 □イクロモス 大群偽神の一人。ちょい役。惑星スタトの消滅をイカントミロスに伝えた。 □カルドゥルス 大群偽神の正式な種族名。 □ＰＨＶシステム 「パラ物理導体結合」の事。複数の種族を結合させ研究を行わせるためのシステム。 □ジャックノマンス 「組織思考者」。モミの毬果に似ており、甲羅と６本の細い腕、無数の足からなる。ＰＨＶシステムに拘束され研究を強制されていた。与えられたデータから得た結果をアルティグリスへ伝達する。 □アルティグリス 「原理調整者」。高さ二メートル、直径６０センチの透明なシリンダー状。６個の目。二本の腕。足は無く、胴体下部を回転させてジャンプしながら進む。ＰＨＶシステムの一部で、ジャックノマンスの思考から使える物をえり分け、カロマーに伝える役目を持つ。 □カロマー 身長１メートル。頭部と楕円形の胴体。細い四本の腕。ＰＨＶシステムの一部で、アルティグリスから出されたアイデアを具体化する。 |
| ■２８１巻・後：太陽系捜索（５６２話） |
| □サルトゥル 大群内の惑星の一つ。Ｇ２タイプ恒星を巡る九つの惑星の三番目。 □サルトゥル人 ピグミー族を思わせるヒューマイノド。大群の敷設者のために働かされていた。大群に突入したワリンジャー達を援助した。 |
| ■２８２巻・前：怪物狩り（５６３話） |
| □クラグー・イラグパティ 大群偽神の一人。ちょい役。 □ユクラントミュル 大群偽神の一人。「消散能力者」で、肉体を分子レベルまで分解・消散させ、別の場所で元に戻ることが出来る。偽神の特使として太陽系に入り込んだ後、能力を生かしてパラトロンバリア関連施設を破壊しようとしたが、その前に倒された。 □ヨルゴー ユクラントミュルが連れてきたカタツムリのような生物。知性は低いが、「パラ共生体」で「プシオン増幅エレメント」で「消散偽神の方位測定ポイント」でもあった。 |
| ■２８２巻・後：時間、変異す（５６４話） |
| □ラン＝トパ 銀河系の恒星の一つ。惑星「タフォル｣を持つ。大群に飲み込まれた最初の星系に所属する。 □タフォル 銀河系の惑星の一つ。恒星「ラン＝トパ」を巡る惑星。大群に飲み込まれた最初の星系に所属する。ジャングル惑星でトカゲ型生物「タフォラー」が住む。 □タフォラー 惑星タフォルの原住生物。非ヒューマノイド。トカゲの末裔。身長約２メートル。レンズ形の頭。有柄目。大きな口に巨大な歯。洋ナシ形の体から五本指の手が三本、足は二本。文明は原始的。病気になった子供を植物の葉でくるんで治療すると成長しても５０センチほどにしかならない。 □トロンコ・イ・アルテフォ 大群内の惑星の一つ。無名の黄白色恒星を巡る７個の惑星の内の第４惑星。名前の意味は大群内の言葉で「純粋の守護者」。惑星外縁を金色に輝くリングが取り囲んでおり、超能力を制限する「ブレーキ放射」を発している。住民「アルテフォカー」は大群偽神が任命した三種類の種族に統治されている。 ３４４３年にテラナーは大群支配の鍵となる生物「タボラ」を求めて降り立つが、既にタボラは盗人種族「パイウン・クアサルティク」に持ち去られた後だった。直後にアルテフォカーの超能力の暴走で時空間が不安定になり、惑星はどこかへ消え去ってしまった。 □アルテフォカー トロンコ・イ・アルテフォの原住種族。非ヒューマノイド。「異平面で同時に思考する｣能力を持ち、能力を全開すれば宇宙が不安定になるといわれる。大群偽神は彼らの超能力を封じるため、トロンコ・イ・アルテフォに超能力を制限するブレーキ放射を発生させ、一年に一度の「ＤＡＨデイ」でだけ能力を開放させていた。 □巨人支配者 大群偽神に任命されトロンコ・イ・アルテフォを統治する種族の一つ。政治担当。身長４メートル。体重１．５〜２トン。半球状の頭部にげんこつ大の目。鋭い歯。たる型の胴体。五本指の手が二本、足も二本。 □多足支配者 大群偽神に任命されトロンコ・イ・アルテフォを統治する種族の一つ。財政担当。カタツムリとカメを混ぜ合わせた感じ。甲羅に首が引っ込められる。短い足が二ダースほど有る。 □カタツムリ支配者 大群偽神に任命されトロンコ・イ・アルテフォを統治する種族の一つ。商業担当。殻の無いカタツムリ。体長２メートル。偽足を任意の場所に作れる。”黄色い征服者”の親戚種族らしい。 □イカトラミュル 大群偽神の一人。「解読能力」を持ち、生物学から五次元の事象まで全てを”解読”出来る。しかし能力を恐れた同族によりトロンコ・イ・アルテフォに送り込まれ超能力を封じられていた。「タボラ」護衛の責任者だったが、盗賊種族「パイウン・クアサルティク」に盗まれていた。 |
| ■２８３巻・前：大泥棒グッキー（５６５話） |
| □メルカドス 大群内の赤色巨大恒星。第１７惑星にはコルタ人が住み、「コルタの宝冠」を祭っていたが、泥棒種族パイウン・クアサルティクのクン・タレスに盗まれてしまった。 □ゴグホル 大群内の恒星の一つ。２９個の惑星を持つ。第２１惑星は「ナナク」、第２４惑星は「スト・アファン」。 □ナナク 大群内の惑星の一つ。黄白色恒星「ゴグホル」を巡る２９個の惑星の内の第２１惑星。「パイウン・クアサルティク」の故郷世界。 □スト・アファン 大群内の惑星の一つ。黄白色恒星「ゴグホル」を巡る２９個の惑星の内の第２４惑星。「パイウン・クアサルティク」が盗んだ品物を隠しておく貯蔵庫がある。 □パイウン・クアサルティク ナナク出身の種族。名前の意味は大群内の言葉で「変化に富む盗人」。本来の体は灰白色の粘液状物質で、あらゆる物に自在に変身出来る。種族全体が盗みの達人だが、盗みの名誉を重視し、盗品そのものには拘らない。成員の一人「ポル・グロ」が、惑星「トロンコ・イ・アルテフォ」から「タボラ」を盗んでおり、３４４３年にグッキーは彼からタボラを譲り受けた。 □タポラ ３５世紀から百万年以上前にサイノスによって培養されたエネルギー生命体。普段の外見は高さ５０センチほどのガラス瓶の中に入った黄金色の液体である。『大群における権力の鍵』と呼ばれている。長い間行方不明だったが３４４３年にテラナーが惑星ナナクで発見した。その後、サイノスのシュミット（イマーゴＩ）の持つ「パラ次元キイ」と合体し、惑星スタトＩＩへの道を開いた。 |
| ■２８３巻・後：ハイパー空間の惑星（５６６話） |
| □ヘスツェ・ゴールト ３５世紀から百万年前の「サイノス」の指導者層の一人。「カルドゥルス」の反乱を支援した。 □９人のイマジナール ３５世紀から百万年前の「サイノス」の指導者達。大群内で「カルドゥルス」が反乱を起こした時、エネルギー凝縮体に変化し、惑星「スタトＩＩ」で権力奪回の日を待っていた。３４４３年にかつての従者シュミットによって滅ぼされ、彼らの死後発生したプシオン性ハイパーエネルギーが大群偽神を壊滅させる役割を果たした。 □スタトＩＩ 大群の制御惑星。「スタト」の予備として超空間に隠されていた。「９人のイマジナール」の墳墓が有る。大きさは地球と同程度だが、遥かに自然が多く、技術設備は慎重に隠されている。３４４３年に「シュミット（イマーゴＩ）」の手で大群内に戻された。 □イマーゴＩ →２７９巻・後の「シュミット」参照 □イマーゴＩＩ サイノスにして「永遠の兄弟」と呼ばれる高位の存在の弟。３５世紀から百万年前、大群の指導者達「９人のイマジナール」に仕えていたが、「カルドゥルス」の反乱でサイノスが追放された際、地球に逃れ、百万年生き続けながら大群奪回の機会を待ち続けていた。 １６世紀にはフランスで「ミシェル・ド・ノートル＝ダム」、通称「ノストラダムス」と名乗って未来の予言を残し、また当時アトランと面識が有った。３４４３年に南極の待避所から出現し、偽神滅亡後の大群の新指導者となった。 □大群の建設者 ３５世紀から百万年以上前に「大群」を建設し、その後サイノスに大群の運営を委託した種族。詳しいことは一切謎に包まれており、３４４３年時点で種族が存続しているかも明らかではない。 □パラ次元キイ サイノスのシュミット（イマーゴＩ）が持つシリンダー状の機器。「タボラ」と合体することで、超空間に有った惑星「スタトＩＩ」への道を開いた。 □殲滅スーツ 「大群の建設者」が百万年以上前に作った超兵器服。正方形のセグメントで覆われ、両肩にアンテナ状の突起、両腰には球状パーツ、透明なヘルメット。着用者に合わせてサイズを変える。３４４３年にシュミット（イマーゴＩ）が使った後、アラスカ・シェーデレーアに譲渡された。 |
| ■２８４巻・前：氷界から来た男（５６７話） |
| □ノストラダムス →２８３巻・後「イマーゴＩＩ」参照 |
| ■２８４巻・後：サイノスの叛乱（５６８話） |
| □ネルソン・ラムステーキ 子爵ホレイショー・ネルソン提督が考えたという料理。ちなみにネルソン提督はローダンの外伝シリーズで活躍している人物との事。 □パスタ・ベータ 大群内の青色巨星。「パラ物理的中央平衡ポイント・ベータ」の略。「中央平衡恒星ＩＩ」とも呼ばれる。スタトＩＩが唯一の惑星。 □フィルドフ 銀河系の黄色恒星の一つ。九つの惑星を持つ。３４４２年１２月に大群によって「ハイパーエネルギーカプセル」に包まれて超空間に押し込まれ、３４４３年４月に大群内に出現した。惑星「ゴシュ」の住民からは「フィルドフの目」と呼ばれている。 □ゴシュ 銀河系の惑星の一つ。黄色恒星「フィルドフ」を巡る惑星の内の一つ。原始的なヒューマノイド種族が住む。インターコスモが通じるのでアルコン人の退化した子孫の可能性も有る。３４４２年１２月に大群によって「ハイパーエネルギーカプセル」に包まれて星系ごと超空間に押し込まれ、３４４３年４月に大群内に出現した。ロルヴィク＆ハイヌは謎の暗殺者「ヘペン・シェミール」を追ってこの星にたどり着き、パトリ・ロコシャンと出会った。 □戦闘ロボットＭＶ２８１／０５６ ＵＳＯの３４４３年時点での最新型モデル。別名「血まみれカリプソ」。 □コントラ・サイノス サイノスの中で、銀河系から離れる事を拒否した勢力の事。３４４３年４月に叛乱を起こしスタトＩＩを占拠したが、ノストラダムスの投入したパラ兵器「イマジナールの呪い」によって全滅させられた。 □プロ・サイノス サイノスの中で、大群運営の任務に就くことに同意した勢力の事。 |