ペリー・ローダンあらすじ・第12サイクル「アフィリー」（350〜400巻／700〜799話） |
| ■３５０巻 「アフィリー」(2008.08) |
◆７００話 アフィリー（クルト・マール）(訳者：嶋田洋一) 西暦３５８０年。地球がメダイロン星系に移動してから１２０年後。地球は感情を持たない冷酷な人間たち『アフィリカー』の住む星に変貌していた。ローダン達は４０年前のクーデターで地球から追放されていた。 過去。地球では恒星メダイロンの未知のハイパー放射により、生物が感情を喪失して凶暴化する『アフィリー』（愛の喪失）という症状が蔓延しつつあった。細胞活性装置は放射の影響を防ぐ効力があったが、ブルの装置は故障しており、いつのまにかアフィリカーと化してしまっていた、３５４０年７月、ブルはクーデターを起こして政権を奪取し、ローダンたちを犯罪者として新型宇宙船『《ソル》』で地球から追放した。しかし、ロワ・ダントンは地球の未だ感情を持つ人々を守るため、密かに地球に残った。《ソル》の艦載脳からは故郷銀河のデータは消されていたが、、ローダンはそれでも故郷銀河を目指してあてどない旅に出発した。以後《ソル》の行方を知る者はいなかった。（３５４０年７月／３５８０年？月）。 （「アフィリー」サイクル開幕） |
| ■３５１巻 「自由への旅立ち」(2008.09) |
◆７０１話 自由への旅立ち（Ｈ・Ｇ・エーヴェルス）(訳者：渡辺広左) ３５８０年、地球ではロワ・ダントン率いる免疫保持者（正常人類）の組織『善良隣人機構（ＯＧＮ）』がボルネオを中心に活動していた。ある免疫保持者はダントンに、４０年前、地球から追放された直後の《ソル》の運命を語った。 ３５４０年７月、地球を追放された《ソル》は、植民惑星『カレント要塞』で子供を含む１万数千人を乗員に加え、また《ソル》乗員のシガ星人３人はルナに潜入し月面脳ネーサンのデータのコピーを持ち帰った。そして《ソル》は何処かに旅立っていった。（３５８０年？月） ------------------------------------------------------------------- ◇７０２話 沈黙の家（クラーク･ダールトン）(訳者：渡辺広左) （番外編）。３５８０年の地球では、一定の年齢に達した老人は『沈黙の家』という施設に強制収容され二度と出て来なかった。ＯＧＮの工作員は老人に変装して施設に潜入し、ここが「自然死する老人から臓器を取り出す医療施設」と掴んだあと脱出に成功した。（３５８０年？月） |
| ■３５２巻 「アウトサイダーの追跡」(2008.09) |
◆７０３話 アウトサイダーの追跡（ハンス・クナイフェル）(訳者：天沼春樹) （番外編）。地球には免疫保持者（正常人類）を狩るハンター、通称『アウトサイダー』がいた。ブルは彼らに接触し報酬を与えて免疫保持者を殺させようとするが、期待したような結果は出なかった。（３５８０年８月１日〜８月９日） ------------------------------------------------------------------- ◇７０４話 インペリウム＝アルファのロボット叛乱（エルンスト・ヴルチェク）(訳者：天沼春樹) 地球の政府中枢インペリウム＝アルファでは、一部のロボットがアフィリー化した生体プラズマをとり外し、正常人類（免疫保持者）の味方となっていた。ＯＧＮはブルたちの総攻撃で危機に陥るが、ロボットたちの支援を受け、太平洋海底にある古代レムールの秘密基地へ避難した。（３５８０年８月） |
| ■３５３巻 「インペリウム＝アルファからの脱出」(2008.10) |
◆７０５話 インペリウム＝アルファからの脱出（ウィリアム・フォルツ）(訳者：五十嵐 洋) ３５８０年８月。ブルの従者ロボット『ブレスラウアー』は正常人類側のロボットだったが、４０年間それを隠していた。ブレスラウアーはブルがアフィリー化したのは細胞活性装置の動作不良のためだと見抜き、五次元ショック波をぶつけて装置を正常化した。ブルは途端に正気に戻るがアフィリカーに捕らえられた。ロワ・ダントンは単身テラニアに乗り込んでブルを助けた。（３５８０年８月１７日〜） ------------------------------------------------------------------- ◇７０６話 太陽の使者（Ｈ・Ｇ・フランシス）(訳者：五十嵐 洋) ３５８０年８月。銀河系は公会議と超重族に完全に支配され、アトラン率いる少数のテラナーは、暗黒星雲プロヴコン・ファウスト内の惑星ガイアに隠れ、小国家『新アインシュタイン帝国（ＮＥＩ）』を建国していた。ガイアの住人は「ヴラト教」という宗教にはまり、救世主「太陽の使者ヴラト」が公会議を追い払ってくれるという妄想にすがりついていた。ある日、暗黒星雲の外に正体不明の「幽霊船」が出現し、超重族艦隊を撃破したあと、ＮＥＩに「ヴラトが人類を救う」というメッセージを残して消え去った。（３５８０年８月１０日〜） |
| ■３５４巻 「アリーナの戦士」(2008.1１) |
◆７０７話 アリーナの戦士（Ｈ・Ｇ・エーヴェルス）(訳者：青山 茜) ３５８０年、公会議と新アインシュタイン帝国は非公式に休戦し、第一ヘトラン・レティクロンは公会議の支持を失って土星の衛星タイタンの『鋼要塞』に引きこもっていた。アトランの部下で不死者のロナルド・テケナーは、火星で奴隷として暮らしながらレティクロン暗殺を狙っており、さらにガイア製の超重族型ロボット『マルティ・サイボーグ（ムサイ）』３体も太陽系に潜入した。しかしテケナーは工作員と見破られてタイタンに送られ、ムサイたちはその後を追った。（３５８０年？月） ------------------------------------------------------------------- ◇７０８話 土星の幕間劇（クラーク・ダールトン）(訳者：増田久美子) テケナーは土星の強制収容所に収監されるがすぐさま脱走した。一方、ムサイ３人は、テケナー救出のために旅行者のふりをして土星に降り立つが、結局テケナーもムサイ達も逮捕され、タイタンに転送された。（３５８０年？月） |
| ■３５５巻 「タイタンの鋼要塞」(2008.12) |
◆７０９話 タイタンの鋼要塞（ウィリアム・フォルツ）(訳者：林 啓子) ラール人は老いたレティクロンを見限り、後継者として若手超重族『マイルパンサー』を見つけてきた。しかしレティクロンは辞任せず、マイルパンサーに決闘を申し込んだ。捕虜のムサイ一体はレティクロンに殺されるが、テケナー達は逃走した。レティクロンは故意に決闘に負け、死の直前精神はムサイから奪ったＰＥＷ金属に吸い込まれた。レティクロンはこれで不死の存在になったと喜ぶが、実は小さなＰＥＷ金属の中に身動きも出来ないまま永遠に閉じ込められただけだった。(３５８０年９月１５日〜１８日）。 ------------------------------------------------------------------- ◇７１０話 捕らわれの宇宙船（ハンス・クナイフェル）(訳者：林 啓子) ３５７８年７月。《ソル》が地球を追放されてから３８年後、遂にローダン達は故郷銀河系の位置を発見した｡ローダン達は補給のため『パラインダガル銀河』の惑星『ラスト・ストップ』に降りるが、”それ”は新たな試練を予告した。《ソル》の出発直前に、この星の物質は高度３２キロで大爆発すると解り、離陸は不可能となった。ローダンは衛星軌道に留まっていた《ソルセル＝２》だけを銀河系に出発させた。(３５７８年７月３日〜１０日）。 |
| ■３５６巻 「無限思考者」(2009.01) |
◆７１１話 無限思考者（エルンスト・ヴルチェク）(訳者：渡辺広佐) グッキー達はラスト・ストップ周辺を偵察中、ラール人のＳＶＥ艦を目撃し、さらに惑星『トムフス』で公会議第５の種族『ケロスカー』と遭遇した。ケロスカーは一見原始的だが、実は優れた頭脳を持ち、公会議の戦略立案を担当していた。ケロスカーは長距離宇宙船を入手する必要が有り、そのため《ソル》を捕獲したのだった。グッキーとケロスカーの交渉は決裂し、グッキー達は一旦《ソル》に帰還した。（〜３５７８年７月３０日）。 ------------------------------------------------------------------- ◇７１２話 ディオゲネスの樽（Ｈ・Ｇ・フランシス）(訳者：渡辺広佐) 《ソル》の搭載艇《シンデレラ》の乗員は、ローダン達を見捨てて惑星ラスト・ストップから脱走し、赤色恒星とブラックホールの重星系の惑星『アルトラク』に着陸した。乗員は謎の機械『ディオゲネスの樽』を発見するが、それはケロスカーのブラックホール安定装置『アラトラクルフト』だった。乗員はケロスカーに襲われ、絶望の中でアラトラクルフトを破壊するが、結局全滅した。（３５７８年７月頃）。 |
| ■３５７巻 「《ソル》の子供たち」(2009.02) |
◇７１３話 ロボットは嘘をつかない（クルト・マール）(訳者：五十嵐 洋) 《ソル》の乗員は、惑星ラスト・ストップ上のケロスカー製の謎の機械『ガジェット』の回収・調査を開始した。一方《ソル》の艦載脳セネカは、ケロスカーを”兄弟”と考え勝手に協定を結んでいた。セネカはケロスカーを《ソル》内に侵入させるが、ローダン達はなんとか撃退した。セネカはローダンに対し、ケロスカーとの協定は破棄したと告げるが、セネカは嘘をついていた。（３５７８年８月頃）。 ------------------------------------------------------------------- ◆７１４話 《ソル》の子供たち（Ｈ・Ｇ・エーヴェルス）(訳者：五十嵐 洋) 《ソル》船内では謎の存在による奇妙な騒動が発生していた。ローダンはケロスカーと交渉するため、セネカの端末ロボット・ロミオ＆ジュリエットを軽巡で送り出した。しかしロボットたちは突然船を乗っ取り、ケロスカーの惑星『タクレボタン』に着陸した。ケロスカーは軽巡を占拠するが、唯一動ける乗員は、騒動の主である二人の少年ミュータントと共に戦う事にした。（３５７８年８月頃）。 |
| ■３５８巻 「異次元からの災厄」(2009.03) |
◇７１５話 《ソル》での戦い（Ｈ・Ｇ・エーヴェルス）(訳者：天沼春樹) ケロスカーは大船団でタクレボタンからラスト・ストップに荷物を輸送した。《ソル》の艦載脳セネカは、ローダン達が不在の隙に乗員を麻痺させ船を制圧すると、船内にケロスカーの荷物を搬入した。ケロスカーはブラックホール「大いなる黒いゼロ」がバラインダガル銀河を全て呑み込む前に《ソル》で逃走するつもりだった。ケロスカーは最重要機器『セタンマルクト』の搬入のため一旦引き上げ、ローダン達はその後を追った。（３５７８年８月頃）。 ------------------------------------------------------------------- ◆７１６話 異次元からの災厄（クラーク・ダールトン）(訳者：天沼春樹) ローダン達はケロスカー船団を追跡し、「ボルガール星系」外縁で七次元計算センター「セタンマルクト」を発見した。ローダン達はセタンマルクト内部に潜入するが、捕まってしまった。ケロスカーは、セタンマルクトをラスト・ストップに曳航し、《ソル》に搬入した。同じ頃、ラール人の艦隊が、バラインダガル銀河の異変の調査のため出現していた。（３５７８年８月頃）。 |
| ■３５９巻 「バラインダガル銀河の最期」(2009.04) |
◆７１７話 バラインダガル銀河の最期（ウィリアム・フォルツ）(訳者：嶋田洋一) 艦載脳セネカはセタンマルクトと融合し、公会議の全戦略を把握することが可能になった。セネカはローダンに、全てが”それ”の指示だったことを明かし、《ソル》を返却した。しかし、バラインダガル銀河には、ブラックホール「大いなる黒いゼロ」が発する次元震動が吹き荒れ、《ソル》の脱出は不可能になっていた。ローダンはセネカの指示でケロスカーの『計算者ドブラク』を救出し、彼が提示した僅かな可能性に賭け、《ソル》をブラックホールに突入させた。（３５７８年８月頃）。 ------------------------------------------------------------------- ◇７１８話 女たちの密命（ハンス・クナイフェル）(訳者：嶋田洋一) 過去、３５４０年。ローダンはアフィリー対策のため、惑星『オヴァロンの惑星』へ秘密裏に植民を開始するが、アフィリカーの反乱でこの計画は中断され、惑星は忘れ去られた。３５８０年、この星の女性４人が、人類の現状を知るため地球に潜入した。彼女たちはすぐに警察に捕まるが、苦難の末にロワ・ダントン達と合流した。（３５８０年８月３０日〜９月９日）。 |
| ■３６０巻 「ラスト・ホープ突入コマンド」(2009.05) |
◇７１９話 逃走ポイント、オヴァロンの惑星（Ｈ・Ｇ・フランシス）(訳者：林 啓子) ダントン達は免疫保持者の一部を「オヴァロンの惑星」に避難させる事にした。ブルが率いる決死隊が月に潜入してネーサンが指揮する警戒網を混乱させている隙に、ダントン達の宇宙船が地球を脱出し、無事オヴァロンの惑星に到着した。ブル達も奇跡的に月からの逃走に成功した。（３５８０年９月？日〜９月２９日）。 ------------------------------------------------------------------- ◆７２０話 ラスト・ホープ突入コマンド（Ｈ・Ｇ・エーヴェルス）(訳者：林 啓子) （７０９話からの続き）。新アインシュタイン帝国は、公会議に対抗するため他種族と同盟することにしたが、グルエルフィン銀河のガンヤス人に連絡するには銀河間通信機「ダッカルカム」が必要だった。アトランたちは、ダッカルカムの技術データが残されている研究所惑星ラスト・ホープに潜入し、ラール人の警備を突破してデータ入手に成功した。（３５８０年９月頃）。 |
| ■３６１巻 「死者たちの声」(2009.06) |
◆７２１話 死者たちの声（エルンスト・ヴルチェク）（訳者：青山茜） 新アインシュタイン帝国はマークスと同盟するため、ロナルド・テケナーたちをアンドロメダ方面に派遣した。しかし、二つの宇宙駅は無人で、安置されたマークスの数千の死体が謎の放射を発していた。やがて出現したマークスは、テラナーを公会議の手先と考え、同盟する気など全く無かった。テケナーたちは同盟を結べないまま逃走を余儀なくされた。（３５８０年１０月４日〜１０月末）。 ------------------------------------------------------------------- ◇７２２話 オヴァロンへのメッセージ（Ｈ・Ｇ・エーヴェルス）（訳者：増田久美子） アトランは完成したダッカルカムでグルエルフィン銀河のオヴァロンに援助を要請した。しかし、グルエルフィンでは、オヴァロンは老いて生命維持装置でかろうじて生きているだけで、後任のガンヨの統治下でガンヤス帝国は退行・衰退しつつあった。オヴァロンはテラナーからの連絡を知るが、何も出来ないまま死亡し、結局テラナーに返事は来なかった。（３５８０年１０月頃） |
| ■３６２巻 「反逆者の秘密会議」(2009/07) |
◇７２３話 サイボーグの植民地（クラーク・ダールトン）（訳者：赤坂桃子） （番外編）１６年前、新アインシュタイン帝国は、領土拡張のため各地の無人惑星にムサイ（マルティ・サイボーグ）を送り開拓を開始した。１６年後、『惑星ワンダーファルグ』ではムサイは独立を宣言し任務を放棄していた。しかし様子を確かめに来たテラナーが自分たちより優れた種族と再認識し、再び従う事にした（３５８０年頃）。 ------------------------------------------------------------------- ◆７２４話 反逆者の秘密会議（クルト・マール）（訳者：赤坂桃子） アトランが数十年前から計画していた、主要銀河種族による星間会議の開催が迫っていた。アトランは惑星『グジャウトーム』で会議が開催されると見せかけて、公会議にわざと情報を漏らした。公会議はグジャウトームを破壊し会議を阻止したと思い込むが、その間に秘密の場所で真の会議がスタートしていた（３５８０年頃）。 |
| ■３６３巻 「ギャラクティカーの同盟」(2009/08) |
◆７２５話 ギャラクティカーの同盟（ハンス・クナイフェル）（訳者：渡辺広佐） アトランが主催した銀河種族の会議は、実は北極星を周回する宇宙船で開催されていた。会議は紛糾したが、謎の「ヴラトの使者」が支援をほのめかしたため、最終的に『ギャラクティカー』（銀河系諸種族）による大同盟『銀河系諸種族の尊厳連合』が結成された。（３５８０年頃）。 ------------------------------------------------------------------- ◇７２６話 ダッカル・ゾーンにて（ウィリアム・フォルツ）（訳者：渡辺広佐） （７１７話からの続き）。３５７８年にブラックホールに突入した《ソル》は、乗員が昏睡状態のまま２年半『次元トンネル』を飛行し、３５８１年１月に五次元と六次元の狭間「ダッカル・ゾーン」のブラックホール『ビロードの目』から吐き出された。ローダンたちは星々が扇状に広がる星域で爬虫類種族『ツグマーコン人』と遭遇し、彼らが公会議の中心種族である事を知った。グッキーたちは、軟禁されていた特殊なツグマーコン人『闇のスペシャリスト』の一人『オルウ』を救出し、オルウは感謝の証に、ローダンたちに種族と公会議の秘密を語った。（３５８１年１月３日〜１月１１日） |
| ■３６４巻 「闇のスペシャリスト」(2009/09) |
◆７２７話 闇のスペシャリスト（Ｈ・Ｇ・フランシス）（訳者：五十嵐 洋） オルウの回想。はるかな過去。ツグマーコン人の母星『グロジョッコ』はブラックホールに吸い込まれつつあり、種族の大半は別星系に疎開していた。しかしグロジョッコは科学者『ガルコン・エルヨグ』の作ったフィールドで無事にブラックホールを通り抜け、別宇宙へと移動した。その後、グロジョッコの住民は、エルヨグの作った人工生物「闇のスペシャリスト」たちに強制して、ブラックホールを移動する通路を作らせ、ラール人やヒュプトンの銀河に進出し、両種族を支配下に置いた。その後スペシャリストたちは眠らされた。（３５８１年１月？） ------------------------------------------------------------------- ◇７２８話 千年眠る者（Ｈ・Ｇ・フランシス）（訳者：五十嵐 洋） オルウの回想。闇のスペシャリストたちが目覚めたとき、眠りについてから５万年以上が経過していた。彼らはツグマーコンの独裁者により、今度はグライコ人・マスティベック人・ケロスカーを「公会議」に参加させる仕事を強制された。そしてまた眠らされた後、ローダンたちに救助された。そして現代。ローダンはオルウに七番目の公会議種族について訪ねるが、彼もその種族を知らなかった。（３５８１年１月？） |
| ■３６５巻 「ゼロ守護者」(2009/10) |
◆７２９話 ゼロ守護者（Ｈ・Ｇ・エーヴェルス）（訳者：嶋田洋一） ツグマーコン人国家は七人の権力者『ゼロ守護者』によって支配されていた。ゼロ守護者たちは、テラナーやオルウを捕らえるため、『惑星レニイス』に眠るオルウの恋人『プィ』を囮に使うことにした。テラナーは危険を承知でレニイスに潜入するが、プィは自分がゼロ守護者に利用される事を怖れ、どこかに姿を消していた。（３５８１年１月？） ------------------------------------------------------------------- ◇７３０話 虚無への通廊（ウィリアム・フォルツ）（訳者：嶋田洋一） テラナーは次元トンネルの調査のためトンネル内に巡洋艦を突入させたところ、トンネル内で逃亡中のプィと出会い、救出に成功した。ローダンは次元トンネル通過に必要な特殊機器『ベラグスコルス』をラール人が持っていると知り、入手を決意した。一方、トロトは異常な行動を取り始め、ローダンたちは老化のためと推理するが、実はトロトは子供を宿していた。（３５８１年１月２９日〜？） |
| ■３６６巻 「ベラグスコルス強奪」(2009/1１) |
◆７３１話 ベラグスコルス強奪（ウィリアム・フォルツ）（訳者：天沼春樹） イホ・トロトは本能で自分の死が近いと察し子孫を残すことにした。テラナーはツグマーコン人の宇宙船を拿捕すると、次元トンネル移動装置「ベラグスコルス」入手のため、ラール人銀河(NGC3190銀河)へ進出した。テラナーはラール人の研究惑星『ヴォルターハーゲン』に潜入し、ベラグスコルス確保に成功したが、この星で生まれたトロトの子供は戦闘で死んでしまった。（３５８１年１月？〜４月７日） ------------------------------------------------------------------- ◇７３２話 免疫保持者の蜂起（ハンス･クナイフェル）（訳者：天沼春樹） （ほぼ番外編）３５８０年７月。まだブルがアフィリーを支配していた時期。アフィリーたちはメダイロン星系が”喉”に転落する前に地球から脱出するため、疎開先を探していた。やがて発見された地球型惑星『シグナル』には、アフィリーに感情を取り戻す果物が存在していたため、心を取り戻した免疫保持者たちが反乱を起こすが、結局鎮圧され、惑星も消滅してしまった。（３５８０年７月１５日〜） |
| ■３６７巻 「独裁者への道」(2009/12) |
◆７３３話 独裁者への道（ハンス･クナイフェル）（訳者：林 啓子） ３５８０年８月。ブルが感情を取り戻して失踪し、国家主席「理性の光」が空席になったため、有力者による後継者争いが始まった。提督「トレヴォル・カサル」は、善良隣人機構（ＯＧＮ）と手を結び、支援を受ける代わりに、主席になった際には免疫保持者に融和的な政策を取ると約束した。しかし、いざ主席の地位に付くと、すぐさまＯＧＮに対する弾圧を開始した。（３５８０年８月頃） ------------------------------------------------------------------- ◇７３４話 洗脳作戦（クルト・マール）（訳者：林 啓子） トレヴォル・カサルは、全人類に過去の太陽系帝国などの記憶を一切忘れさせ、ニセの記憶を植え付ける『洗脳作戦』を開始した。ブルたちは中央アジアに建造中の施設を破壊するため総攻撃をかけるが、待ち伏せを受けて大敗してしまった。（３５８０年１０月頃） |
| ■３６８巻 「星間復讐者」(2010/01) |
◇７３５話 スラムの軍隊（クルト・マール）（訳者：増田久美子） ３５８０年１２月。善良隣人機構（ＯＧＮ）のポルタ・パト基地がついにアフィリカーに発見された。大半のメンバーは”オヴァロンの惑星”へ脱出し、残ったブルたちも謎の組織『信仰の論理』に救助された。「信仰の論理」は、アイアンサイド神父が社会の底辺のアフィリカーを組織して作った巨大組織だった。ブルたちとアイアンサイドは同盟してアフィリカー政府と戦う事にした。（３５８０年１２月中旬〜１２月３１日） ------------------------------------------------------------------- ◆７３６話 星間復讐者（クラーク・ダールトン）（訳者：増田久美子） ３５８０年、ラス・ツバイたちを乗せた《ソルセル＝２》（SZ=2）は、ついに故郷銀河系に帰還した。ラスたちは「太陽の使者ヴラト」の伝説を知り、ヴラトを名乗って銀河系住民に希望を与える事にした。やがてラスたちはアトランと再会するが、アトランは「銀河系諸種族の尊厳連合（GAVO"K）」による銀河系解放を主張し、救世主伝説に頼るラスたちを批判した。SZ=2はプロトン燃料が底を付いたため、燃料を備蓄している惑星オリンプを目指す事にした。（３５８０年頃） |
| ■３６９巻 「ニューグ作戦」(2010/01) |
◆７３７話 ニューグ作戦（エルンスト・ヴルチェク）（訳者：赤坂桃子） ３５８１年１月。アンソン・アーガイリスは、惑星オリンプで抵抗組織の指導者として活動しており、ラール人がニューガス貯蔵施設に罠を仕掛けた事を突き止めた。一方、燃料が枯渇した《ソルセル＝２》（SZ=2）は、ニューガス燃料を求めてオリンプにやって来た。SZ=2はラール人の罠にはまりそうになるが、アーガイリスの助けで不十分ながらも燃料補給に成功した後、オリンプからの逃走に成功した。（３５８１年１月２２日〜） ------------------------------------------------------------------- ◇７３８話 ラール人の駆けひき（Ｈ・Ｇ・エーヴェルス）（訳者：赤坂桃子） ホトレノル＝タアクは、テラナーの秘密帝国の司令部を突き止めるため、ローダンの偽者たち（ドッペルゲンガー）を使った作戦を開始した。タアクは偽の《マルコ・ポーロ》と乗組員を用意し、辺境惑星『トマルケイン』に着陸させ、住民にローダンが帰還したと信じさせた。しかしアトランはＵＳＯスペシャリストからの情報で、このローダンが偽者だと知った。（３５８１年頃） |
| ■３７０巻 「ドッペルゲンガーの陰謀」(2010/02/05) |
◆７３９話 ドッペルゲンガーの陰謀（Ｈ・Ｇ・フランシス）（訳者：渡辺広佐） ラール人はにせ《マルコ・ポーロ》を、今度は惑星『エンジョック』に着陸させた。一方《ソルセル＝２》（SZ=2）も、ローダンたちの銀河系帰還というニュースを知り、早速合流に向かった。しかしラス・ツバイは、エンジョックで全てがラール人の偽装工作と見抜き、すぐさま脱出した。（３５８１年１月頃） ------------------------------------------------------------------- ◇７４０話 オルクシィの制御主任（ウィリアム・フォルツ）（訳者：渡辺広佐） 新アインシュタイン帝国（ＮＥＩ）の一員で帝国の中枢の位置を知る”事情通”の一人が《マルコ・ポーロ》と接触した。”事情通”は、とりあえずローダンたちを、ニセのＮＥＩ司令部が有る銀河中枢の惑星『オルクシィ』に案内した。追跡してきたラール人たちは、ニセの拠点に案内された事を知り、腹いせにオルクシィを破壊した。”事情通”は拷問の最中に死んでしまった。（３５８１年３月１１日〜） |
| ■371巻 「にせ《マルコ・ポーロ》」(2010/02/19) |
◆７４１話 にせ《マルコ・ポーロ》（Ｈ・Ｇ・エーヴェルス）（訳者：五十嵐 洋） 《ソルセル＝２》（SZ=2）は、銀河中枢に進出すると、にせ《マルコ・ポーロ》と交戦し大損害を与えた。さらににせ《マルコ・ポーロ》艦内では捕虜のハルト人が大暴れを始め、最終的に艦は内部から破壊された。アトランはＳＺ＝２をプロヴコン・ファウストにかくまうことにした。（３５８１年３月１６日〜） ------------------------------------------------------------------- ◇７４２話 試練の帰還（クラーク・ダールトン）（訳者：五十嵐 洋） （７３１話からの続き）。ローダンたちは《ソル》にベラグスコルスを取り付け始めるが、装置の影響で乗組員の精神が異常をきたし始めた。一方、グッキーたちは偵察中にツグマーコン船と遭遇し、船内に囚われている闇のスペシャリスト３人と接触した。グッキーは３人を救出しようとするが失敗し、３人は惑星『ケルノト』に送られた。テラナーはスペシャリストたちから、ツグマーコン人を背後から操る未知の存在について知らされた。（３５８１年４月？） |
| ■372巻 「最後のコルトン人」(2010/03/05) |
◇７４３話 次元地獄（ハンス・クナイフェル）（訳者：嶋田洋一） 《ソル》へのベラグスコルスの取り付けは難航し、試運転の度に空間に異常が発生し、乗組員は幻覚に襲われたりしたが、苦労の末設置は完了した。一方、公会議はケロスカーと連絡が取れなくなったため戦略が受け取れなくなり、支配領域の統治が困難になりつつあった。（３５８１年３月２１日〜２６日） ------------------------------------------------------------------- ◆７４４話 最後のコルトン人（Ｈ・Ｇ・フランシス）（訳者：嶋田洋一） 突如《ソル》に向かって強大な精神生命体『ヴォイロクロン』が接近してきた。ヴォイロクロンたち『コルトン人』は、太古強大な力で宇宙に君臨した種族だったが、ある日謎の原因で突然肉体が消滅してしまい、ヴォイロクロンたち少数の権力者だけが、精神だけになりながらも六次元バリアの中で生き延びた。その後、ヴォイロクロンたちはコルトン人の再興のため、ツグマーコン人たちの精神を背後から密かに支配し、自分たちのための帝国・公会議を建設させた。ローダンたちはコルトン人が公会議の第七種族にして真の支配者だと知った。ヴォイロクロンたちはいよいよ肉体を取り戻すため、闇のスペシャリストを狙って《ソル》に侵入したが、ローダンたちはベラグスコルスでコルトン人のエネルギーを吸い取り消滅させることに成功した。グッキーたちは惑星ケルノトから闇のスペシャリストたちを解放しようとするが、脱出に失敗してしまった。（３５８１年４月７日〜？） |
| ■373巻 「時間超越」(2010/03/19) |
◇７４５話 次元航法士の復讐（Ｈ・Ｇ・エーヴェルス）（訳者：五十嵐 洋） 闇のスペシャリスト１２人が発するエネルギーの影響で、ダッカル次元風船や次元トンネルが突然崩壊し始めた。ローダンたちは惑星ケルノトにロルヴィクたちを投入し、スペシャリストたちの救出に成功した。ゼロ守護者たちは事態に狼狽し、テラナーと休戦する代わりに次元風船から脱出させてほしいと提案するが、スペシャリストたちは了承したと見せかけて、ゼロ守護者たちを殺害した。（３５８１年４月頃？） (補足：「ロルヴィク＆ハイヌ」コンビ登場話） ------------------------------------------------------------------- ◆７４６話 時間超越（ウィリアム・フォルツ）（訳者：五十嵐 洋） 《ソル》は苦難の末に次元トンネルを抜け、ヒュプトン銀河に脱出した。闇のスペシャリストたちは《ソル》船内でブラックホールを生み出すと、それを通ってどこかに消えていった。アラスカも謎の力に誘われブラックホールに飛び込み、惑星デログヴァニエン（646話に登場）に出現した。アラスカは惑星の主人で、大群の建設者の一員カリブソと出会い、殲滅スーツを返却した。やがて惑星に取り残されたアラスカは、「時間の井戸」で３５８１年１２月の地球に出現するが、地球は無人になっていた。（３５８１年４月頃？） |
| ■374巻 「発信源グロソフト」(2010/04/09) |
◆７４７話 発信源グロソフト（ハーヴェイ・パットン）（訳者：林 啓子） （番外編）。グッキーとロイドは未知の救難信号を辿り、未開惑星『グロソフト』に降下するが、現地では強大な精神力を持つ「神」が住民『トナマー』を支配していた。神の正体は異星から追放された犯罪的な精神生命体"肉体喪失者"たちで、ネズミ＝ビーバー『ルイス』を媒介にしていた。グッキーの前でルイスは死に、器を失った肉体喪失者たちは無力化された。（3581年4月頃？） ------------------------------------------------------------------- ◇７４８話 謎めいたラファエル（クルト・マール）（訳者：林 啓子） （735話からの続き）。地球を含めたメダイロン星系が「喉」に呑み込まれる事が確実となり、パニックとなった住民が暴れ始めた。独裁者カサルは、仕方なくブルたちと停戦し、共同で地球脱出用船団の建造に取りかった。ところが各地でアフィリー効果を無くす薬『ピル』が流通し、また船団の建造を誰かが妨害した。敵の使者『ラファエル』は、月面脳ネーサンの作ったエネルギー体だった。ネーサンは謎の『成就の計画』を進めていた。（3581年？） |
| ■375巻 「ポスビの友」(2010/04/22) |
◇７４９話 成就の計画（クルト・マール）（訳者：青山茜） メダイロン星系はブラックホール”喉”に急接近していたが、地球の住民は謎の薬「ピル」の影響で、感情を取り戻すと同時に多幸症状態となっていた。ブルは、ネーサンがかつて”愛の本”を書き、今また『人類の救済者』の指示で「成就の計画」を進めていることを知った。ブルたちは最後の瞬間地球を脱出し、メダイロン星系は”喉”に突入して宇宙の何処かに消えた。そして地球の住民は「救済者」こと超越知性体”それ”に吸収された。（〜３５８１年９月２日） （注：”喉”がブラックホールというのは誤訳） ------------------------------------------------------------------- ◆７５０話 ポスビの友（Ｈ・Ｇ・フランシス）（訳者：増田久美子） ３５８１年９月２日。《ソル》はついに故郷銀河に帰還した。ローダンたちは太陽系でテラナーのポスビ研究者と出会い銀河情勢を確認するが、アトランたちが公会議と協定を結び、戦闘を放棄していると知り驚く。一方、アトランたちはローダン帰還を知り、ティフラーが出迎えに向かう事にした。（３５８１年９月２日〜８日）。 |
| ■376巻 「ヴラト降臨」(2010/05/07) |
◆７５１話 ヴラト降臨（Ｈ・Ｇ・フランシス）（訳者：嶋田洋一） ローダンたちは銀河系解放に「太陽の使者ヴラト」の伝説を利用しようと、まずヴラト信仰の盛んな惑星『デンモルクII』に向かった。しかし現地のヴラト神官たちは権力維持のためローダンを殺そうとするなど、ローダンたちの計画は完全に失敗した。デンモルクの住人は公会議支配に不満を持っておらず、またローダンは既に過去の人物になってしまっていた。この後、ローダンはティフラーと再会し、惑星ガイアに招待される。（３５８１年９月頃） ------------------------------------------------------------------- ◇７５２話 対立（Ｈ・Ｇ・フランシス）（訳者：嶋田洋一） ローダンとアトランは１２０年ぶりに再会したが、ローダンは公会議との対決を主張したのに対し、アトランは公会議との停戦「スタトゥス・クオ」の維持を望んだため、すぐさま対立する事になった。さらにアトランはＮＥＩ（新アインシュタイン帝国）の人間に、ローダンには協力しないように根回ししたため、ローダンたちはＮＥＩと完全に決裂し惑星ガイアを離れた。その後、アトランはホトレノル＝タアクと会見し、全面戦争をちらつかせるタアクに対し、ローダンには協力しないので停戦を継続するように通告した。（〜３５８１年１０月２９日） |
| ■377巻 「戦略家ケロスカー」(2010/05/21) |
◆７５３話 戦略家ケロスカー（エルンスト・ヴルチェク）（訳者：嶋田洋一） ついにローダンたちはケロスカーと共に銀河系解放作戦を開始した。まずケロスカー２６人がラール人と接触し、公会議種族のいずれかが裏切ってローダンたちと手を組み、バラインダガル銀河を破壊しケロスカーを滅ぼしたというウソの報告をした。ホトレノル＝タアクは他の種族が信用できなくなり、ケロスカーと共に裏切り種族を炙り出そうと決意した。（３５８１年１０月２９日〜１１月） ------------------------------------------------------------------- ◇７５４話 ロルフスの幕間劇（Ｈ・Ｇ・エーヴェルス）（訳者：嶋田洋一） ケロスカーたちは惑星『ロルフス』で公会議の裏切り種族を発見する計画を立てるが、実はそれは８０年後に公会議種族を銀河系から撤退させるための長期計画だった。やがて、一部のケロスカーが、勘違いからラール人にローダンとの繋がりがばれたと考え逃走してしまう。ローダンは計画を失敗させないため事態に介入する事にした。（３５８１年１１月頃） (補足：「ロルヴィク＆ハイヌ」コンビ登場話） |
| ■378巻 「星の非常シグナル」(2010/06/10) |
◇７５５話 ケロスカーの逃走（Ｈ・Ｇ・エーヴェルス）（訳者：五十嵐 洋） グッキーとラスは惑星ロルフスに潜入し、逃走中のケロスカー３人をラール人の基地に連れ戻した。ケロスカーたちは巧妙な言い訳でラール人を誤魔化し、彼らの裏切りは発覚せずに済んだ。（３５８１年１１月頃？） (補足：「ロルヴィク＆ハイヌ」コンビ登場話） ------------------------------------------------------------------- ◆７５６話 星の非常シグナル（Ｈ・Ｇ・フランシス）（訳者：五十嵐 洋） （７４９話からの続き）。ブルたちは「オヴァロンの惑星」に身を寄せていたが、ローダンたちがメールストロームに戻って来る事を考えて、目印として近くの恒星を宇宙標識灯に変えることを思いつく。オヴァロンの惑星の住民はこの計画が気に入らず様々な妨害を仕掛けるが、最終的にブルたちは恒星の標識灯化に成功した。（〜３５８１年１２月２４日） |
| ■379巻 「人類なき世界」(2010/06/25) |
◆７５７話 人類なき世界（ウィリアム・フォルツ）（訳者：赤坂桃子） （７４６話＆７４９話からの続き）。３５８２年１月、地球を含むメダイロン星系は未知の宙域に実体化した。アラスカ・シェーデレーアは「時間の井戸」経由で地球にたどり着くが、地球の住民は消え去ってしまっていた。一方、未知存在『テルムの女帝』の部下である”研究者”『ドウク・ラングル』は、突如出現した地球を調査するが、殆ど無人の世界であると知り、地球最大の都市に向かった。（３５８２年１月１１日〜１４日）。 ------------------------------------------------------------------- ◇７５８話 テラの孤独者（ウィリアム・フォルツ）（訳者：赤坂桃子） 首都テラニアには数人の人間が消えずに残っていた。ドウク・ラングルは彼らとコンタクトしようとするが誤って撃たれてしまう。そこにアラスカが現われ、ドウク・ラングルとのコンタクトに成功した。一方、この宙域を統治する『”化身”クレルマク』の配下の宇宙船がメダイロン星系に向かっていた。（３５８２年１月４日〜１６日）。 |
| ■380巻 「拠点惑星への使節」(2010/07/09) |
◇７５９話 氷原アラスカ（クルト・マール）（訳者：渡辺広佐） （番外編）３５８２年１月、アラスカ各地で三人の男たちが目覚めた。彼らは地球の住民が消えてしまったことを知り、協力してテラニアを目指す事にした（３５８２年１月１２日〜２９日）。 ------------------------------------------------------------------- ◆７６０話 拠点惑星への使節（エルンスト・ヴルチェク）（訳者：渡辺広佐） （７５５話からの続き）。ローダンは、アトランが一年以上前に結成した「銀河系諸種族の尊厳連合（GAVO"K）」が全く機能していないと知り、各地の拠点惑星に使節を送り組織を再編する事にした。アトランはローダンの動きに気がつき、その行動を妨害したため、結局GAVO"Kは分裂してしまった。アトランは新アインシュタイン帝国(NEI)はGAVO"Kから手を引く事を決意した。一方、イホ・トロトは突然意味不明の行動をとり始め、《ソル》から出て行ってしまった。（３５８１年１１月頃？）。 |
| ■381巻 「サイボーグの夢」(2010/07/23) |
◆７６１話 サイボーグの夢（ハンス・クナイフェル）（訳者：林 啓子） （ほぼ番外編）アトランはローダンの動きに対抗する為、ムサイ（マルティ・サイボーグ）たちに、銀河系の各種族に対する説得工作を指示した。しかし当のムサイの中には、自らを人間と考え、NEI（新アインシュタイン帝国）に従わない者たちが出現し始めていた。（３５８１年１２月２４日〜３５８２年１月５日）。 ------------------------------------------------------------------- ◇７６２話 サイボーグの叛乱（Ｈ・Ｇ・エーヴェルス）（訳者：林 啓子） 《ソル》のケロスカーたちは、メールストローム内で地球が実体化した位置の算出に成功した。同じ頃、ヨルショル霧状星雲に住むムサイたちは自意識に目覚め、自分たちをロボット扱いするNEIから離反し、ラール人と協定を結んだ。ローダンはムサイの異常行動に気がつき、一番危険と思われるヨルショル霧状星雲に向かった。（３５８２年１月頃？）。 (補足：「ロルヴィク＆ハイヌ」コンビ登場話） |
| ■382巻 「大宇宙の地獄」(2010/08/06) |
◆７６３話 大宇宙の地獄（Ｈ・Ｇ・エーヴェルス）（訳者：五十嵐 洋） ラール人はムサイを裏切ってヨルショル霧状星雲を攻撃し、絶望したムサイたちは惑星ごと自決して全滅した。やがて異変を察知したアトランが艦隊を率いて到着するが、全てはローダンの陰謀と誤解し、艦隊で《ソル》を包囲してしまった。（３５８２年１月頃？）。 (補足：「ロルヴィク＆ハイヌ」コンビ登場話） ------------------------------------------------------------------- ◇７６４話 世界の壁（クラーク・ダールトン）（訳者：五十嵐 洋） （ほぼ番外編）（760話からの続き）イホ・トロトは、４０年前メールストロームの地球に居た頃、ある老人から銀河系で未発見の細胞活性装置の手がかりを教えられていた。トロトは装置を求め未開惑星『ワーダル』を訪問するが、この星には１００年前同様に装置を求めてやって来た宙賊ティーパ・リオルダン（不死者の一人）の宇宙船が墜落していた。ティーパは墜落時に死亡し、ティーパの装置を奪った部下が以後独裁者として生存者を支配していた。トロトは抵抗組織に手を貸し、独裁者を倒してティーパの装置を手に入れた（３５８１年１１月頃？）。 |
| ■383巻 「世界支配者」(2010/08/25) |
◇７６５話 権力闘争（ウィリアム・フォルツ）（訳者：増田久美子） ラール人政府は公会議司令部との連絡が途絶したため、公会議とは無関係に独自の行動を取る事にした。一方、アトランは《ソル》をガイアに連行し、ローダンを裁判にかけようとするが、その前にローダンの無実が明らかとなった。アトランは強引な行動でティフラーたちの信頼を失い、失脚した。ローダンはガイア人に蜂起を求めるが完全に無視され、ガイア人はテラナーではないと思い知らされた。ローダンは故郷であるメールストロームの地球に帰る事を決意し、アトランもローダンと和解して同行することにした。３５８２年２月、《ソル》はガイアを旅立った。（３５８２年１月３１日〜２月１７日） ------------------------------------------------------------------- ◆７６６話 世界支配者（クルト・マール）（訳者：増田久美子） （番外編）（759話からの続き）アラスカで目覚めた三人はテラニアを目指して旅をしていたが、カムチャッカで自分を世界の支配者と思い込んだ狂人に捕まってしまった。（３５８２年２月３日〜？）。 |
| ■384巻 「テラ・パトロール」(2010/09/09) |
◇７６７話 パラトカの監視者（クルト・マール）（訳者：嶋田洋一） （番外編）生き残りたち３人は誇大妄想の狂人を捕らえ、パラトカ（オホーツク海沿岸）の制御ステーションにたどり着いた。３人は無人のはずのステーションで、ネーサンの作ったエネルギー生命体ラファエルと出会った。ラファエルの任務は謎のまま終るが、３人はステーションを離れテラニアへ向かった。（３５８２年２月頃？） ------------------------------------------------------------------- ◆７６８話 テラ・パトロール（ウィリアム・フォルツ）（訳者：嶋田洋一） アラスカ・シェーデレーアは地球に残った僅かな人間をまとめ「テラ・パトロール」という組織を結成した。ドウク・ラングルはアラスカの依頼で月に向かい、ネーサン再起動を試みるが失敗した｡一方、地球各地では未知勢力（＝「具象クレルマク」配下）の宇宙船が出没していた。（３５８２年３月４日〜？） |
| ■385巻 「永遠の子供たち」(2010/09/22) |
◆７６９話 永遠の子供たち（Ｈ・Ｇ・フランシス）（訳者：嶋田洋一） （ほぼ番外編）（７６５話からの続き）３５８２年３月。《ソル》はメールストロームまでの旅の中間地点に到達し、補給のため未知惑星『ラスターズトップIII』に着陸するが、すぐさま謎の存在による攻撃を受けた。この攻撃は、惑星に住む未知の巨大生物と、船内で生まれた突然変異の新生児『永遠の子供たち』の双方がひき起こした物だった。テラナーは未知生物を麻痺させて動きを封じ、一方、子供たちは知らない間に何処かへ消えていった。（３５８２年３月上旬？〜３月１７日） ------------------------------------------------------------------- ◇７７０話 人類捜索（エルンスト・ヴルチェク）（訳者：嶋田洋一） ３５８２年４月。《ソル》は、５億光年を飛行し、殆どの燃料を使い果たしてようやくメールストロームに帰還した。しかし、地球も含めたメダイロン星系は”喉”に転落してメールストロームから消えていた。それを知ったソラナーはこれ以上の地球探しを拒否し、クーデターを起こしてローダンたちを船から追放したが、すぐに自分たちだけではやっていけないと悟り、ローダンたちと和解した。《ソル》は人工的な信号を発する恒星を発見し、人類を求めてその手がかりを追う事にした。（３５８２年４月２日〜） |
| ■386巻 「《ソル》還る」(2010/10/08) |
◆７７１話 《ソル》還る（Ｈ・Ｇ・フランシス）（訳者：五十嵐 洋） ３５８２年４月。「オヴァロンの惑星」では、相変わらずブルたちと住民『オヴァロナー』の対立が続いていたが、そこに《ソル》が出現した。ローダンはブルたちと再会し、地球消失には”それ”が関わっている事を知った。（３５８２年４月１４日〜２９日） ------------------------------------------------------------------- ◇７７２話 ヴリノスの亡霊（クラーク・ダールトン）（訳者：五十嵐 洋） ３５８２年８月。《ソル》は３ヶ月かけて燃料自給システムを積み込み、改めて地球捜索に旅立った。ローダンたちは”喉”経由ではなく、ケロスカーたちの計算した迂回路を辿り地球を目指す事にした。ケロスカーはテラナーに対し、宇宙には神の様な「超越知性体」が作る『力の集合体』が存在し、統治する領域に暮らす下位の種族を指導または支配している、という概念を伝える。グッキーは近くに現われた小惑星『ヴリノス』で、”それ”の使者ホムンクIIと出会い、『バルディオク』に注意するように伝えられる。（３５８２年８月２日〜） |
| ■387巻 「幸福都市」(2010/10/22) |
◇７７３話 混沌を呼ぶ者（Ｈ・Ｇ・エーヴェルス）（訳者：赤坂桃子） 《ソル》は地球を探す旅の途中、『ド＝モルヴォン銀河』でヒューマノイド種族『トバールグ』の大艦隊に包囲された｡《ソル》はトバールグと敵対する『”具象”ヴェルノク』のスパイと疑われ、惑星『クマント』に連れて行かれるが、誤解は解け、友好関係を結ぶことになった。ローダンたちは「モジュール」からクマントに届いた通信の中に、メダイロン星系や地球が映っている映像を発見した。（３５８２年？） (補足：「ロルヴィク＆ハイヌ」コンビ登場話） ------------------------------------------------------------------- ◆７７４話 幸福都市（ハンス・クナイフェル）（訳者：赤坂桃子） ローダンは地球の情報を得るため、理由をつけて《ソル》のクマントからの離陸を引き伸ばす事にした。しかし《ソル》乗員がトバールグの重要都市『幸福都市』に侵入したことで、トバールグの感情が一気に悪化してしまった。その状況下、トバールグはローダンに、自分たちを統治する上位の存在についてほのめかした。（３５８２年？） |
| ■388巻 「衛星シュ＝ドントの基地」(2010/11/10) |
◆７７５話 衛星シュ＝ドントの基地（ペーター・テリド）（訳者：渡辺広佐） 惑星クマントに足止めされている《ソル》からガルト・クォールファートが失踪した。ガルトは衛星『シュ＝ドント』に拉致され、トバールグの上位に位置する種族『フェイヤーダル人』に尋問される。やがてフェイヤーダル人はローダンたちにコンタクトを取り、「テルムの女帝」の全権代行と名乗った。（３５８２年？） ------------------------------------------------------------------- ◇７７６話 黒い宇宙船（クルト・マール）（訳者：渡辺広佐） （７６８話からの続き）３５８２年４月。地球。ノルウェーに「具象クレルマク」に仕える種族『フルクース』の宇宙船が着陸し、正体不明の施設を建設し始めた。テラ・バトロールのメンバーは、フルクースたちの動きになす術も無かった。（３５８２年４月６日〜？） |
| ■389巻 「黒い異人の謎」(2010/11/25) |
◆７７７話 黒い異人の謎（ウィリアム・フォルツ）（訳者：林 啓子） フルクースたちはノルウェーのナムソスに建設した基地に謎の物体『小陛下』を設置した。アラスカたちテラ・パトロールは、基地の厳重な警備に何ら有効な対策が取れなかった。一方「モジュール」では、ドウク・ラングルが行方不明であることが発覚し、情報漏洩を防ぐため、ラングルの上司がラングル抹殺のため地球にやって来ていた。（３５８２年４月） ------------------------------------------------------------------- ◇７７８話 地球外生物たちの決闘（ウィリアム・フォルツ）（訳者：林 啓子） ドウク・ラングルはモジュールからの追手との対決にからくも勝利した。アラスカたちは、フルクースが基地に脳に似た物を運んできたと突き止めた｡同じ頃、ある銀河では「モジュール」が難破し行動不能に陥っていた。（〜３５８２年４月３０日） |
| ■390巻 「グッキーとグレイの父」(2010/12/08) |
◆７７９話 グッキーとグレイの父（エルンスト・ヴルチェク）（訳者：五十嵐 洋） （７７５話からの続き）（ほぼ番外編）。《ソル》はフェイヤーダル人の主惑星『カーソビルス』を訪れた。カーソビルスでは次期の「摂政」の選出を巡る陰謀で混乱していたが、グッキーたちの活躍で解決した。フェイヤーダル人は感謝の証として、テラナーを惑星『プレーンドム』へ招待した。（３５８２年？） ------------------------------------------------------------------- ◇７８０話 テスト惑星（Ｈ・Ｇ・フランシス）（訳者：五十嵐 洋） 《ソル》は、超越知性体「テルムの女帝」とコンタクトするため惑星プレーンドムに向かうが、その前に惑星『カルジョール』で資格試験を課されてしまう｡ローダンたちはテストに失格するが、おそらく女帝の介入により、結果が覆され合格と判定された。（３５８２年１０月１１日〜） |
| ■391巻 「青ハゲタカの入江」(2010/12/17) |
◇７８１話 見えざる敵（クラーク・ダールトン）（訳者：増田久美子） ローダンは、ソラナー７名と共に惑星プレーンドムを訪れた｡同じ頃、プレーンドムには、謎めいた儀式『言葉』を行なう７名の演者が到着していた。ローダンは「言葉」の演者たちが「具象ヴェルノク」の影響下に有ると推理するが、フェイヤーダル人には信じてもらえず、結局惑星カルジョールへの強制送還が決定されてしまった。（３５８２年？） ------------------------------------------------------------------- ◆７８２話 青ハゲタカの入江（Ｈ・Ｇ・エーヴェルス）（訳者：増田久美子） ローダンたちの送還が突如取りやめになり、８名は惑星プレーンドムでより上位の存在が住む大陸に連れて行かれた｡ローダンはたちはさらに演者たちを追った。（３５８２年？） |
| ■392巻 「炎の飛行士」(2011/01/07) |
◇７８３話 コンタクト・センター（Ｈ・Ｇ・エーヴェルス）（訳者：嶋田洋一） ローダンたちは苦難の末「テルムの女帝」との通信施設『コンタクト・センター』に到着した。センターでローダンは女帝の配下から、遭難した「モジュール」を捜索し、『コンプ』を回収するように命令される。直後、コンタクト・センターは自爆し、具象ヴェルノクが送り込んだ「分子変形能力者」たちは死亡した。ローダンは女帝との交渉のため、仕方なくモジュールとコンプを捜索する事にした。（３５８２年？） ------------------------------------------------------------------- ◆７８４話 炎の飛行士（クルト・マール）（訳者：嶋田洋一） （７７８話からの続き）。メダイロン星系。テラ・パトロールは、地球から脱出する事を想定し、隣接惑星ゴシュモス・キャッスルの調査を開始した。メンバーは原住民のコウモリ種族ムシーラーと戦いながら調査を進め、人類の消滅は地球のみの現象だと知った。一方、地球では、未知種族がナムソスから発信している謎の放射が、ついにテラニアに到達していた。（３５８２年？） |
| ■393巻 「第一具象」(2011/01/21) |
◆７８５話 第一具象（ウィリアム・フォルツ）（訳者：嶋田洋一） アラスカは偶然「小陛下」の影響下に入り、自らナムソスに向かい、異人の指導者『第一具象』、またの名『バルディオクの力の具象』の「クレルマク」と対面する。アラスカはクレルマクとの対話で、メダイロン星系が超知性体「バルディオク」の勢力範囲に出現した事、「バルディオク」と「テルムの女帝」の対立、などの事実を知る。クレルマクは、アラスカたちを囮にして、何処かに消えた２００億の人類を見つけ出そうとしていた。アラスカはドウク＝ラングルに救助された。（〜３５８２年６月２９日） ------------------------------------------------------------------- ◇７８６話 女帝への反逆（ハンス・クナイフェル）（訳者：嶋田洋一） （７８３話からの続き）。ローダンたちは再度「テルムの女帝」と対話するため、《ソル》で近くのフェイヤーダル人の惑星『ブロトグレーネ』へ向かうことにした。一方、フェイヤーダル人政府は、テラナーの出現で女帝の最側近という自分たちの地位が脅かされていると感じ、《ソル》をド＝モルヴォン銀河から追い出すため、女帝に隠れて大艦隊を出撃させた。（３５８２年１２月頃） |
| ■394巻 「ブロトグレーネの反徒」(2011/02/04) |
◆７８７話 ブロトグレーネの反徒（エルンスト・ヴルチェク）（訳者：赤坂桃子） 《ソル》は「テルムの女帝」と再度コンタクトするため、惑星ブロトグレーネに向かうが、テラナーをライバル視するフェイヤーダル人は《ソル》に戦いを挑んだ。テラナーは攻撃を簡単に撃退し、フェイヤーダル人はテラナーを認めると同時に、自分たちが衰退していたことを痛感し改革に着手する事にした。ローダンたちは改めて「モジュール」の捜索に向かった。（３５８２年１２月頃？） ------------------------------------------------------------------- ◇７８８話 罠と生け贄（ペーター・テリド）（訳者：赤坂桃子） 「モジュール」は、具象クレルマクの配下種族フルクースの仕掛けた罠に落ち、『コーステボウト星系』で巨大な物質の雲の中に閉じ込められてしまった。フルクースがモジュールを捜索する一方で、ローダンたちも軽巡で雲に向かった。（３５８２年１２月頃？） |
| ■395巻 「モジュールの秘密」(2011/02/18) |
◇７８９話 プレーヤーと異人（Ｈ・Ｇ・フランシス）（訳者：五十嵐 洋） （ほぼ番外編）コーステボウト星系の物質の雲の中には、未知のエネルギー生命体『グラヴィホール』が漂っていた。グラヴィホールは、テラナー・フルクース・テルムの女帝の研究者の三勢力を駒にして奇妙なゲームを楽しむが、《ＳＺ＝１》を乗っ取ろうとして失敗し、ハイパー空間に消滅した。（３５８２年１２月頃？） ------------------------------------------------------------------- ◆７９０話 モジュールの秘密（ウィリアム・フォルツ）（訳者：五十嵐 洋） ローダンたちは物質の雲の内部を探索し、ついに巨大プラットフォーム「モジュール」を発見した。ローダンたちはフルクースの攻撃を退け、データ貯蔵バンク「コンプ」を回収すると、雲から脱出した。（３５８２年１２月頃？〜３５８３年１月６日） |
| ■396巻 「コンプとサイバネティカー」(2011/03/10) |
◆７９１話 コンプとサイバネティカー（クルト・マール）（訳者：渡辺広佐） 《ソル》はコンプを乗せて物質雲を離れたが、コンプはすぐさま《ソル》のロボット脳セネカを支配し、船のコントロールを奪ってしまった。《ソル》はコンプが操るままに、未知の目標に向かって出発した。（３５８３年１月頃？） ------------------------------------------------------------------- ◇７９２話 時空を越えた救援（クラーク・ダールトン）（訳者：渡辺広佐） ３５８３年８月。銀河系。公会議体制消滅後、ラール人はヒュプトンと手を切り、ケロスカーを助言役にして銀河系支配を続けていた。ホトレノル＝タアクはローダンたちの帰還に備え、細胞活性装置を爆発させる『破壊放射ジェネレーター』を研究させていた。装置の完成には実物の細胞活性装置が必要のため、銀河系のどこかに隠れている元カルスアル同盟の三巨頭の捜索を命じた。また、ティフラーに対しても罠を仕掛け太陽系におびき寄せようとしたが、「ハルノ」がティフラーに警告したため、その目論見は失敗した。一方、ヴィンクラン人はNEIとの同盟を破棄し、プロヴコン・ファウストから出て行くように要求を突きつけていた。（３５８３年８月中旬〜） |
| ■397巻 「細胞活性装置狩り」(2011/03/25) |
◆７９３話 細胞活性装置狩り（Ｈ・Ｇ・エーヴェルス）（訳者：林 啓子） 元・カルスアル同盟の三巨頭たちはみな生きており、フラスカーティとシルテルは隠れ、ヴィゲランドは宙賊として暴れていた。しかし、シルテルは長年潜んでいた元ＵＳＯ基地がラール人にばれて捕まってしまった。同じ頃、銀河系では、謎の分子変形能力者種族『ガイズ＝ヴォールビーラー』が、星間帝国『トバ』を再興するため暗躍していた。（３５８３年８月頃？） ------------------------------------------------------------------- ◇７９４話 時限爆弾、細胞活性装置（Ｈ・Ｇ・エーヴェルス）（訳者：林 啓子） シルテルは細胞活性装置をラール人に奪われて老衰死し、フラスカーティも逃亡生活中に不慮の死を遂げた。ヴィゲランドは仕方なくNEIと接触し生き残りを計るが、ティフラーにも対策が無かった。ティフラーは細胞活性装置を持つ副官テケナーを死なせないため、偽の任務を与えて銀河系外に向かわせた。一方、ラール人はついに細胞活性装置を爆発させる装置を完成させ、銀河系全域に配備し始めた。（３５８３年８月頃？） |
| ■398巻 「クリスタル保持者」(2011/04/08) |
◇７９５話 死のネット（マリアンネ・シドウ）（訳者：五十嵐 洋） ラール人は細胞活性装置を破壊するための放射『ＧＫＤ（遺伝子コード破壊）フィールド放射』を銀河系全域に展開し始めた。ノス・ヴィゲランドは銀河系から脱出しようとするが、銀河辺境で部下に見捨てられた。やがて、近くを通りかかったテケナーたちと戦いになり、最終的に、ジェニファー・ティロンは元フラスカーティの細胞活性装置の保持者となり、ヴィゲランドは銀河系に帰還しようとして爆死した。テケナーとジェニファーは銀河系を離れ二百の太陽の星に向かうしかなかった。一方、ティフラーはプロヴコン・ファウストの暗黒星雲が放射を遮断したため生き延びた。（３５８３年８月頃？） ------------------------------------------------------------------- ◆７９６話 クリスタル保持者（エルンスト・ヴルチェク）（訳者：五十嵐 洋） （７９１話からの続き）。コンプに乗っ取られた《ソル》に、「テルムの女帝」の親衛隊種族『チョールク』（別名：クリスタル保持者）の一人が、査察のため乗り込んできた。チョールクとコンプはトリックを使い船を惑星『アルウールク』に誘導しようとするが、ローダンたちはその企みを阻止した。しかし、コンプは大艦隊を呼び寄せ、《ソル》を強制的にアルウールクに向かわせた。（３５８３年１月頃？） |
| ■399巻 「親衛隊惑星」(2011/04/21) |
◆７９７話 親衛隊惑星（ハンス・クナイフェル）（訳者：嶋田洋一） 《ソル》は『モルヴ・アラン小銀河』（別名アルファ・モルヴォン）の惑星アルウールクにコンプを送り届けた。しかし、チョールクは、地球の情報を与えないまま、《ソル》を追い出そうとしたため、ローダンたちは出発を拒否し、情報収集を開始した。一方、チョールク側では、特別な存在『黒い戦争クリスタル保持者』が孵化しつつあった。（３５８３年１月２２日〜） ------------------------------------------------------------------- ◇７９８話 黒いクリスタルの呪縛（Ｈ・Ｇ・フランシス）（訳者：嶋田洋一） 惑星アルウールクでは、チョールクの特別な指導者『黒いクリスタル保持者』が誕生し、チョールクたちはクリスタルの放射の影響で心神喪失状態に陥った。テラナーは「黒いクリスタル保持者」を拉致し、チョールクとの取引を提案するが手詰まり状態に陥る。やがて「テルムの女帝」は《ソル》に地球の座標を連絡してきたが、テラナーはそれが女帝の本拠地の座標ではないかと疑う。（〜３５８３年２月７日） |
| ■400巻 「テルムの女帝」(2011/05/10) |
◇７９９話 テラとの別離（クルト・マール）（訳者：嶋田洋一） （７８５話からの続き）。メダイロン星系。地球では「小陛下」の発する放射がますます強力になり、さらにフルクースたちはテラ・パトロールの捜索を続けていた。アラスカたちは、このままではやがて小陛下に支配されてしまうと知り、発見したコルヴェットで一旦地球を離れ、１７光年はなれた惑星『インテルメッツォ』に避難した。（〜３５８２年７月３０日） （「アフィリー」サイクル完結） |