ペリー・ローダンあらすじ・第1１サイクル「公会議」（325〜350巻／650〜699話） |
・巻数：３２５〜３５０巻（６５０〜６９９話） ・期間：３４５８年〜３４６０年 ・舞台：銀河系・星のメールストローム・プローン銀河 ３４５８年１２月、高度な技術力を持つ種族『ラール人』が銀河系に出現しました。彼らは七つの銀河を支配する巨大勢力『七種族の公会議』（別名：七種族のヘトス）の主要種族の一つであり、その技術力は銀河系各種族の水準より千年以上も先行していました。彼らは圧倒的軍事力を持って銀河系を瞬時に制圧すると、ローダンを傀儡『第一ヘトラン』の地位につけ、銀河系支配を開始しました。 ローダンは表向きは公会議に服従しながら、裏では反撃の機会を伺っていました。しかし公会議はすぐに背信を見抜き、新しい第一ヘトランに超重族のミュータント『レティクロン』を選ぶ一方、太陽系に侵攻を開始しました。テラナーは正面攻撃では公会議にかなわないため、太陽系を相対未来に逃走させますが、公会議の高度技術の前に長くは逃げ切れないことは明白でした。 ローダン達は人類を救うため、地球を軌道から外し別の星系に脱出させる大計画を開始しました。太陽系には恒星転送機『ツイン＝ソル』を建造し、銀河中枢部の古代レムール時代の転送機『アルキメデス恒星三角系転送機（別名：アルキ＝トリトランス）』と結びました。 ３４６０年３月、地球は公会議と超重族の猛攻をかわし太陽系からの脱出に成功しますが、目標としていたアルキ＝トリトランスで実体化出来ず、そのまま何処かに消えてしまいました。銀河系に取り残されたアトランやティフラーは『暗黒星雲プロヴコン・ファウスト』内の惑星『ガイア』を拠点として抵抗を続けますが、銀河系は公会議・超重族連合に完全に支配され、テラナーは次々と奴隷化されていきました。 一方、消えた地球は、故郷銀河系を遥か離れた未知の領域にある、二つの島宇宙を結ぶエネルギーの大過流『星のメールストローム』に実体化していました。テラナーはメールストロームを調査する内に、この領域で最有力の昆虫種族『プローン』と接触し争いとなりますが、最終的に和平を結ぶことに成功しました。 ３４６０年８月、地球はプローンの援助を得てメールストローム内の恒星の一つ『メダイロン』の周回軌道に落ち着きました。しかし地球が故郷銀河に帰還する見通しは全くなく、地球はメールストロームに留まりつづけるしかありませんでした。 |