ペリー・ローダン百科事典 第８サイクル「大群」 ２．国家 |
| ■故郷帝国（２５０巻／５００話） |
「大群」に属する数十万の星系を支配する星間国家。３４４２年時点での支配種族は「大群偽神（カルドゥルス）」。カルドゥルスには地位の上下は無く、種族全体が各地の拠点惑星から分散統治を行っているため、中心世界と言う物は無い（強いて言うならば、大群のコントロール惑星「スタト」が最重要惑星である）。 偽神は統治に専念しており、戦闘などの作業は全て補助種族が行っている。帝国内を数十〜数百万隻の戦闘艦隊が巡回しており、大群外部からの侵入者に目を光らせている。 帝国の成立は紀元前百万年頃で、それまでの統治者だった「サイノス」を偽神がクーデーターで追放して誕生した。しかし、３４４３年に偽神がサイノスに滅ぼされた事で帝国は一瞬にして崩壊し、国家の統治者には百万年ぶりにサイノスが復帰した。 ●初出＝２５０巻・５００話「虚無より来たる」・３４４１年。 |
| ■秘密帝国（２６０巻／５１９話） |
「サイノス」の国家。３４４１年にサイノスがローダン達の前に出現したとき存在をほのめかしたが、永らくその実体は不明で、３４４３年にようやく実情が明かされた。実際のところは国家というより秘密結社であり、紀元前百万年頃に銀河系に追放されたサイノス達が、銀河系の各種族を大群奪回のために利用するために作り上げた組織だった。この組織はサイノスの変身能力を生かして、銀河系の様々な惑星の支配種族の間に数名単位で入り込み、内部から文明の発展に干渉していた。地球でもサイノスの干渉があったらしい。結局この「帝国」は３４４３年にサイノスが大群を奪回し銀河系を離れた事で消滅した。 ●初出＝２６０巻・５１９話「秘密帝国」・３４４１年。 |