ペリー・ローダン百科事典 第７サイクル「カピン」 １．天文関係 |
| ■ゴースト星系（２００巻／４００話） |
３４３０年に時間バリア「ＡＴＧフィールド」に隠れた太陽系の暗号名。 ●初出＝２００巻・４００話・「薄明の人類」・３４３０年 |
| ■オリンプ（ボシック星系第２惑星）（２０２巻／４０３話） |
３４３０年に物語に登場。銀河系のボシック星系の第２惑星（ちなみに同星系の惑星は全部で２個）。首都は「トレード・シティ」。「銀河自由商人」の中心惑星。銀河系の通商の一大拠点。政府主席（＝自由商人族長）は「皇帝」と呼ばれる。 銀河自由商人が２９００年代に開発を開始した惑星で、それまでは全く手がつけられていない未開の惑星だった。実はオリンプの開発はローダン達の立案した「５００年計画」の一環であり、太陽系が偽装消滅した場合には、太陽系の物資の輸出入の窓口となることを期待されていた。そして５００年計画が３４３０年１０月に発動されると、オリンプはその役目を果たした。 ●初出＝２０２巻・４０３話・「コンテナ街道」・３４３１年 |
| ■グルエルフィン銀河（２２５巻／４５０話） |
３４３７年にローダン達が進出した島宇宙。銀河系からの距離は３５８６万光年。「グルエルフィン」は現地名で、テラでは「ソンブレロ星雲」「ＮＧＣ４５９４」と呼ばれている。恒星は１，２００億個。７００の球状星団が付随する（恒星数は各１０万個）。 ヒューマノイド種族「カピン」の故郷銀河。３５世紀から遡ること２０万年以上前からカピンが最大の勢力であり、島宇宙の大半の領域を支配している。 ローダン達は３４３７年に《マルコ･ポーロ》でこの銀河に乗り込み、約１年間大冒険を行った。 （ちなみにこの銀河は実在します。現実世界でのデータは、銀河系からの距離は３０００万〜６０００万光年とされ、「Ｍ１０４」とも呼ばれます）。 ●初出＝２２５巻・４５０話「《マルコ･ポーロ》の発進」・３４３７年。 |
| ■アリバヌム（ヒロン星系第２惑星）（２４２巻／４８４話） |
３４３８年にローダン達がたどり着いた惑星。グルエルフィン銀河の衛星銀河「モルシャズタス小銀河」のヒロン星系第２惑星（ちなみに同星系の惑星は全部で５個）。中心の都市は「ペドアル」。 モルシャズタス小銀河に隠れ住むガンヤス人達の惑星の一つ。神殿惑星で、「ガンヨ信仰」の中心。信者「ガンヨプレスター」の巡礼の聖地。「オヴァラシュ神殿」には巨大なオベリスク（高さ１，６００メートル、底辺２００メートル）がそびえている。 紀元前２０万年頃には「シコバト」という名前で、ガンヤス人の休養惑星だった。この惑星には巨大ロボット脳「原母」の中核となる「原母ステーション」がある。 ３４３８年にオヴァロンは原母ステーション内での最終テストを突破し、原母をコントロール下に置くことに成功、真のガンヨとして認められた。 ●初出＝２４２巻・４８３話「ガンヨのシンボル」・３４３８年。 |
| ■モルシャズタス小銀河（２４２巻／４８４話） |
３４３８年にローダン達が進出した小銀河。グルエルフィン銀河に属する小型銀河。厳密にはグルエルフィンに属する７００の「球状星団」の一つだが、グルエルフィンから８４，５６２光年離れているため、独立した衛星銀河と見なされている。直径は９５６光年で、１３２，５１６個の恒星からなる。 モルシャズタス小銀河は、３４３８年時点、ガンヤス人の技術によって、６次元空間に浮かぶ泡によって包み込まれ、通常宇宙とは空間的にも時間的にも切り離されている。ただし、時間流はグルエルフィン銀河のものと一致している。 モルシャズタスは、２０万年前にガンヤス人とタケル人の大戦争が勃発しガンヤス帝国が崩壊したとき、ガンヤス人難民の避難所となった。数十億のガンヤス人が避難を終えると、モルシャズタスは通常空間から切り離され、タケル人からは自然災害で宇宙から消滅したと見なされた。以後２０万年間ガンヤス人はこの銀河でタケル人の目を逃れて密かに暮らし、指導者ガンヨが帰ってくる日を待ちつづけていた。 ３４３８年にタケル人の攻撃で６次元空間から墜落し、通常宇宙に復帰した。 ●初出＝２４２巻・４８４話「ペルダシストの叛旗」・３４３８年。 |
| ■エリスガン（シヴェロン星系第６惑星）（２４２巻／４８４話） |
３４３８年にローダン達がたどり着いた惑星。グルエルフィン銀河の衛星銀河「モルシャズタス小銀河」のシヴェロン星系の第６惑星（ちなみに同星系の惑星は全部で１５個）。１Ｇ。平均気温摂氏３０度。首都は「カピノシャ」。 モルシャズタス小銀河に隠れ住むガンヤス人達の中心世界。指導者「第一ガンヤトール」を始めとする政府要人が住む。 ●初出＝２４２巻・４８４話「ペルダシストの叛旗」・３４３８年。 |