第５サイクル「島の王たち」 １．天文関係 |
| ■ハルト（ハルタ星系第１惑星）（１００巻／２００話） |
２４００年に物語に登場した惑星。銀河系中枢部に位置するハルタ星系の唯一の惑星。位置は地球から５１，３２１光年。酸素惑星。重力３．６Ｇ。ハルト人の故郷世界。人口は１０万人。 ハルト人は、２４００年から遡ること１５，０００年前に銀河系の表舞台から引退したため、惑星ハルトは静かな世界であり、各人が自由に暮らしている。惑星の位置は他種族には秘密とされている。 ●初出＝１００巻・２００話・「アンドロメダへの道」・２４００年 |
| ■ツイン星系（１００巻／２００話） |
２４００年に戦艦《クレストＩＩ》が到達した星系。銀河系とアンドロメダ星雲の間の虚空に浮かぶ人工の星系。位置は、銀河系から９０万光年、アンドロメダ側から５５万光年。 「ツイン星系」という名前はハルト人イホ・トロトが命名した。 黄色いＧタイプの恒星２個「ツインＡ」「同Ｂ」（両方とも直径１１０万キロメートル）を中心として、８個の惑星が、全く同じ軌道を巡っている。恒星から各惑星までの平均距離は８０００万キロメートル。全ての惑星が、局軸が公転軌道に直角で、かつ輪を持っている。 ツイン星系は銀河系とアンドロメダ星雲を結ぶ恒星転送機ネットワークの中間駅の一つ。各惑星に自動の防御設備が建設されており、無許可で転送機を通過する物体を排除する。 ＜惑星名＞ ・パワー ・セプティム ・セクスタ ・クアルタ ・クインタ ２４００年８月、ローダン達は戦艦《クレストＩＩ》ごとこの星系に転送された。 ●初出＝１００巻・２００話・「アンドロメダへの道」・２４００年 |
| ■パワー（ツイン星系第８惑星）（１００巻／２００話） |
２４００年に戦艦《クレストＩＩ》が不時着した惑星。ツイン星系の第８惑星。ツイン星系最小の惑星。重力０．７６Ｇ。自転周期３０時間。砂漠惑星。四季は無い。なんとか呼吸可能なごく薄い大気がある。生物は存在しない。 「パワー」という名前はハルト人イホ・トロトが命名した。 北極に３個の巨大なピラミッドがあり、ここから牽引ビームを放射して、許可無く転送機を使ってツイン星系に侵入した物体を拘束する。 ２４００年８月、《クレストＩＩ》は恒星転送機でツイン星系に転送されると、パワー北極のピラミッドからの牽引ビームに拘束され強制的に吸い寄せられた。《クレストＩＩ》は最後の瞬間にピラミッドを破壊したが、ビームから脱しきれず地表に不時着した。北極ではピラミッド破壊の影響で核反応が発生し、パワーは北極からツイン恒星に「五次元搬送フィールド」を発生させ、構成物質を噴出しながら自壊を開始した。最終的にパワーは全ての構成物質をどこかに転送して消滅したが、《クレストＩＩ》は応急修理を間に合わせて惑星崩壊から逃れることが出来た。 しかし、パワーは崩壊の際に《クレストＩＩ》内部の水素原子を変形させ、化合物を作る力を失わせた。この影響、《クレストＩＩ》内部の摂取可能な水分は全て消滅してしまい、乗員は死の寸前まで追い込まれた。これもツイン星系による、侵入者を排除するための攻撃の一つだった。 ●初出＝１００巻・２００話・「アンドロメダへの道」・２４００年 |
| ■セプティム（ツイン星系第７惑星）（１０１巻／２０１話） |
２４００年にテラナーが発見した惑星。ツイン星系の第７惑星。直径４０万キロメートル。重力５．９Ｇ。自転周期３０時間。酸素惑星。火山活動と砂嵐。生物は存在しない。他の惑星のバリアシステムにエネルギーを供給するステーションが存在する。 ２４００年８月にローダン達はセプティムのエネルギーステーションを破壊したが、他の惑星のバリアを弱めただけで、完全消滅させることは出来なかった。 （ちなみに「セプティム」とはラテン語で「第七」の意味です） ●初出＝１０１巻・２０１話・「虚空のステーション」・２４００年 |
| ■セクスタ（ツイン星系の惑星）（１０１巻／２０２話） |
２４００年にテラナーが発見した惑星。ツイン星系の惑星の一つ。ツイン星系の惑星で２番目の大きさ。おそらく第６惑星。重力約２Ｇ。自転周期３０時間。酸素惑星。海は無く陸地のみ。僅かに植物が生えている。ロボットに操作される無人基地が存在する。 ２４００年８月、ローダン達はこの星の無人基地を占領したが、複雑なシステムを解明することは出来なかった。 （ちなみに「セクスタ」とはラテン語で「第六」の意味です） ●初出＝１０１巻・２０２話・「《クレストＩＩ》を救え」・２４００年 |
| ■クアルタ（ツイン星系第４惑星）（１０２巻／２０３話） |
２４００年にテラナーが発見した惑星。ツイン星系の第４惑星。ツイン星系で唯一住人が存在する。重力は地球よりやや大きい。自転周期３０時間。酸素惑星。海が多くオーストラリアサイズの大陸が３つ。最小の大陸に陸地を全て覆うほどの巨大都市「ビッグタウン」がある。 クアルタはアンドロメダ星雲から追放された犯罪者のための流刑惑星。ビッグタウンは「赤い三人衆」と呼ばれる三体の非ヒューマノイドが支配しているが、ツイン星系のシステムに付いては知識は無く関与もしていない。 ２４００年９月にローダン達はこの惑星に不時着し短期間の冒険を体験した。 （ちなみに「クアルタ」とはラテン語で「第四」の意味です） ●初出＝１０２巻・２０３話・「無法惑星クアルタ」・２４００年 |