| Ｗｉｔｈ Yｏｕ 〜みつめていたい〜 | ||||
| カクテルソフト | ||||
| 対応機種 Ｗｉｎｄｏｗｓ95/98 | ||||
| アドベンチャーゲーム | ||||
| 恋愛物 | ||||
| 発売日 １９９８年９月１１日 |
| ■執筆日：２０００年１月２３日 | |
| ■評価 | |
（５点満点で）２点 ・グラフィック＝５点満点 ・シナリオ ＝１点 一言コメント＝宣伝文句と中身が違いすぎます｡絵だけゲーム。 |
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| ■プレイ時間 | |
初回＝６時間２０分 合計＝９時間３０分 |
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| ■ゲーム紹介 | |
カクテルソフトから発売された恋愛系アドベンチャーゲームです。このゲームは原画家「橋本タカシ」氏のデビュー作で、発売前からその絵の魅力で話題沸騰となりました。 カクテルソフトは前年の１９９７年にもグラフィックの美しさで大当たりを取った「Ｐｉａキャロットへようこそ！！２」を発売しており、この頃のカクテルソフト（というかＦ＆Ｃ全て）のグラフィックのレベルの高さを示してくれる記念碑的作品です｡ |
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| ■スタッフ | |
企画・構成・シナリオ＝草薙こうたろう 原画＝橋本タカシ プロデューサー＝金杉ハジメ |
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| ■ストーリー | |
主人公「伊藤 正樹（変更可能）」は、スプリンターとしての才能は有るものの、陸上部の活動はさぼり気味で、幼馴染み「氷川菜織(ひかわ・なおり)」に絞られてばかりです。そんな５月のある日、主人公は、６年前引っ越して行き、つい先日ミャンマーから帰ってきたばかりのもう一人の幼馴染み「鳴瀬真奈美（なるせ・まなみ）」と再会します。菜織と共に幼馴染みとの再会を喜ぶ主人公でしたが、三人はいつまでも仲良しトリオでいられない事に気が付いて行くのでした・・・・・ |
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| ■ゲーム概要 | |
一応はアドベンチャーゲームですが、「時折出てくる三択の中から一つ選んで話を進めて行くだけ」ですので、「デジタルノベル」と言った方がよいかもしれません｡ ゲームは基本的に一日単位で進行し、５月２８日〜６月２９日の約一ヶ月をプレイします（ただしイベントの無い日を飛ばすことは有ります）｡エピソードは「序章・１〜５章・終章」の全７章で構成されており、章の終りごとに「次章の予告」が入るという、何かＴＶアニメチックな作りです。 このゲームにはヒロインの好感度を示す「絆パラメーター」があり、ダブルヒロインのうちどちらと仲が良くなったかが色で示されます。このパラメータのチェック、および選択肢でのフラグ立てのどちらかにひっかかると、章の終りでバッドエンドなってしまいますので注意が必要ですが、難易度としてはそれほどでも無いでしょう。 ストーリーは、ダブルヒロインの内、菜織を選ぶと幼馴染みとの嬉し恥ずかし系ラブストーリーですが、もう片方の真奈美を選ぶと「うーむ」という突拍子も無い展開に突入します｡ |
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| ■原画・ＣＧ | |
原画は本作品がデビュー作となる「橋本タカシ」氏で、絵だけで話題沸騰となったのも解る魅力的な絵柄です。原画を見ているだけで悶絶死しそうなくらい魅力的ですが、さらに精鋭グラフィッカー陣もその仕事をバックアップしており、ビジュアル面に関する限り、全く無敵と言えましょう。このゲーム一つだけでムックが２冊も出たのも解ると言うものです。 |
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| ■感想 | |
これほど発売前の期待を裏切ったゲームもなかなか有る物では有りません｡ 発売前は主人公とダブルヒロインとの三角関係を描く恋愛ゲームの様に告知されていましたが、実際は「ダブルヒロインの恋愛物」どころか、「一つのゲームの中に、恋愛物とファンタジーの二つのストーリーを同居させる」トンデモゲームでした。物語は第２章で分岐すると、それ以降は各ヒロイン毎に完璧に独立した展開となり、「菜織」（巫女少女）編は期待通り恋愛物ですが、「真奈美」（眼鏡っ娘）編に進むとファンタジーというか超常現象編というか、とにかく事前に予想もしていなかった方向に進んでしまいます｡ 真奈美編は、基本設定の活用ぶりからみて、ゲームのメインストーリーなのですが、ファンタジーなお話のため、「オイオイ、こんな話なの？」とボヤきっ放しでした。なお、個人的には「大風呂敷を広げた割には、終盤はスケールが小さくなっていま二つ」という辛口評価です。もう一つの菜織編は、王道の恋愛物なのですが、用意した設定を殆ど使わない、明らかに「サブストーリー」ですが、私は真奈美編よりよほど楽しめました。 個人的には、このゲームには「主人公＆幼馴染み二人の三角関係を描く切ないラブストーリー」を期待しており、嬉し恥ずかしさで悶絶させてもらおうと思っていたので、その期待外れっぷりにはとにかくガックリ来ました。グラフィックだけ見ると飛びついて買いたくなる魅力に溢れていたのですが、まさかファンタジーがメインだったとは・・・ 未だにタイトルを口にするたびに苦い思いが頭を過ぎる作品です。フゥ（ため息）。 |
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| ■最後にネタバレ感想 | |
（以下はネタバレです）。 チャムナも精霊？としては可愛いんですけどね・・・、話があれじゃぁね・・・ |
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